アア‐ようがん【アア溶岩】
《aa lava》地表に噴出したマグマが冷えて固まったとき、表面がとげとげしくがさついた構造となる溶岩。粘性が高く、変形速度が小さい場合に生成される。鉱滓状(こうさいじょう)溶岩。→パホイホイ溶岩
アイ‐ジー‐シー【IGC】
《influencer generated contents》企業などが、インフルエンサーに自社の製品・サービスを紹介するよう依頼して作成されたコンテンツの総称。インフルエンサー生成コンテンツ。...
アウトライン‐フォント【outline font】
コンピューターで用いる、輪郭線で表現する書体。スケーラブルフォントの一つで、点(ドット)でなく、座標を文字の生成データとして保持するので、種々の大きさに対応する。
アクリル‐アミド【acrylic amide】
アクリロニトリルの加水分解などによって得られる無色の結晶。重合体は接着剤・塗料・合成繊維に用いる。発癌性(はつがんせい)をもつとされ、日本では劇物に指定。炭水化物やアミノ酸を多く含む食品を高温調...
アスパラギナーゼ【asparaginase】
アスパラギンをアスパラギン酸とアンモニアに加水分解する酵素。白血病、リンパ腫などに対する抗腫瘍効果をもつことが知られる。また、毒性が強いアクリルアミドの生成を抑えるはたらきがあるため、食品添加物...
核分裂
1〔原子核の〕nuclear [atomic] fission; the splitting of the atom核分裂する undergo fission2〔細胞の〕nuclear divi...
生成
〔創造〕creation;〔形成〕formation, generation生成する create; form; generate火山の生成the formation of a volcano新...
せいせいする【生成する】
create; form; generate火山の生成the formation of a volcano新薬を生成するcreate a new drug [medicine]
転位
〔位置を変えること〕transposition;〔結晶格子中の格子欠陥〕dislocation;〔胎位の〕version;〔染色体・遺伝子の〕transposition;〔数学で〕inversi...
ビッグバン
〔宇宙生成時の大爆発〕the big bang; the Big Bang(▼1986年の英国の金融自由化)ビッグバン理論the big bang theory
はっせい【発生】
[共通する意味] ★物が新たに生じること。[英] occurrence[使い方]〔発生〕スル▽濃霧発生のため通行止め▽交通事故が発生した〔生成〕スル▽火山の爆発で花崗岩(かこうがん)が生成された...
せいせい【生成】
[共通する意味] ★物が新たに生じること。[英] occurrence[使い方]〔発生〕スル▽濃霧発生のため通行止め▽交通事故が発生した〔生成〕スル▽火山の爆発で花崗岩(かこうがん)が生成された...
たんきゅう【探究】
[共通する意味] ★学問などを深く研究すること。[英] study; investigation[使い方]〔探究〕スル▽真理の探究▽自然界の法則を探究する〔追究〕スル▽学問の目的は真理の追究だ▽...
とうりょう【等量】
[共通する意味] ★同じ分量であること。[英] equivalence[使い方]〔同量〕▽酢に同量の油を混ぜる〔等量〕▽反応前と等量の化合物が生成された[使い分け] 「同量」は、だいたい同じ量で...
けんさん【研鑽】
[共通する意味] ★学問などを深く研究すること。[英] study; investigation[使い方]〔探究〕スル▽真理の探究▽自然界の法則を探究する〔追究〕スル▽学問の目的は真理の追究だ▽...
アナクシマンドロス【Anaximandros】
[前610ころ〜前547ころ]古代ギリシャの哲学者。万物の根源は不生不滅で永遠に運動するアペイロン(無限なるもの)であり、このアペイロンから無数の世界が生成すると説いた。
アナクシメネス【Anaximenēs】
[前585ころ〜前528ころ]古代ギリシャの哲学者。万物はその根源としての空気の濃厚化と希薄化とによって生成すると説いた。
エンペドクレス【Empedoklēs】
[前493ころ〜前433ころ]古代ギリシャの哲学者・詩人・政治家・医師。シチリア島の生まれ。万物は地・水・火・風の4元素からなり、愛と憎が動力因として働き、結合分離・生成消滅があると説いた。著「...
シュペングラー【Oswald Spengler】
[1880〜1936]ドイツの哲学者。形態学的方法論を世界史に応用し、歴史上の諸文化の有機体的生成・没落を説いた。主著「西洋の没落」は、第一次大戦後の危機意識に符合し、大きな反響を呼んだ。
シーボーグ【Glenn Theodore Seaborg】
[1912〜1999]米国の化学者。原子番号94番のプルトニウム以下、10種の超ウラン元素を核反応で生成させ、その性質を解明した。1951年、E=M=マクミランとともにノーベル化学賞受賞。
肝臓の病気(急性肝炎/劇症肝炎/慢性肝炎/肝硬変/肝がん)
肝臓は胆汁の生成をはじめ、糖質やたんぱく質、脂肪などの栄養素の分解・合成と貯蔵、有害な物質の無毒化・排泄、各種ビタミンの活性化および貯蔵など、数多くの仕事をこなしています。そのほとんどは、肝臓の体積の約8割を占める肝細胞が担っています。 肝細胞が障害されると肝機能は低下しますが、このような事態を招く病気の代表が、「肝炎」です。 本来、肝臓は再生力の旺盛な臓器ですが、肝炎が慢性化して肝細胞の壊死が進んで、「肝硬変」に至ると、元に戻らなくなります。また、肝硬変になると「肝がん」を発症する危険も増してきます。 6カ月以上肝臓の炎症が持続し、検査数値の異常が続くものが慢性肝炎です。B型肝炎、C型肝炎の慢性化以外に、免疫異常やアルコールによる慢性肝炎もあります。肝細胞壊死は比較的軽度ですが、壊死・再生を繰り返すうちに肝臓の線維化(細胞がなくなり、固くなる)が進みます。 肝細胞が壊死と再生を繰り返すうちに、線維が増えてきてこぶのようなもの(結節)をつくり、肝臓が硬くなっていきます。こうなると肝臓内の血流が悪くなり、さらに肝機能が低下。食道粘膜下層の静脈が瘤状に隆起する食道静脈瘤などの問題が生じやすくなります。また、肝がんに進展することもあります。 肝臓に初発するがんの約9割は、肝細胞から発生する肝細胞がんです。肝細胞がんの8割以上に肝硬変がみられますが、慢性肝炎から発生する場合もあります。 肝炎ウイルス(主にA型・B型・C型)やアルコール、薬剤などによって肝細胞が破壊されますが、多くの場合は、再び修復されて元に戻ります。ただし、まれに劇症肝炎に陥ることもあります。また、ウイルス性肝炎のうちB型肝炎、C型肝炎は慢性化しやすいとされています。 肝臓が広い範囲で侵されて、肝機能が高度に障害されます。昏睡などの意識障害が発生し、生命の危険にさらされます。急性肝炎の約2%が劇症化するといわれています。
肝臓の役割
肝臓には、生命維持に不可欠なはたらきがいくつもありますが、主なはたらきは「代謝」「解毒」「胆汁の生成」です。 代謝とは、食べ物から吸収された栄養素を体内で利用できる形につくり変えたり、貯蔵したり、供給したりするはたらきをいいます。 解毒とは、からだに有害な物質を分解して、無害な物質に変える機能のこと。体内でつくられる有害物質は、肝臓で無害な物質に変換されて、尿や便とともに排出されます。 もう一つ、肝臓には胆汁の生成という重要な役割があります。脂肪の消化・吸収に必要な胆汁を生成し、胆のう・胆管を経て腸へ送り出すはたらきのことです。 胆汁の成分の大部分は水分ですが、胆汁色素の「ビリルビン」や胆汁酸、コレステロールなどが一緒に溶けています。 そのほかにも肝臓は、女性ホルモンの代謝や血液の一時的な貯蔵、古くなった赤血球からヘモグロビン(たんぱく質)を分解し、ビリルビンをつくるなどの役割も担っています。
血液を生み出す骨の作用
骨の中心部には、骨髄腔(脊柱管)と呼ばれる空洞があります。この骨髄腔のまわりには、スポンジのような隙間のある組織があり、そこに赤い色をした骨髄が詰まっています。これが血液の生成にかかわり、別名造血器官と呼ばれる、「赤色骨髄」です。なお、骨髄には黄色い骨髄、すなわち黄色骨髄というものもあります。これは、赤色骨髄が脂肪の増加により黄色くなり、造血機能を失った骨髄です。 赤色骨髄が血液の生成にかかわる所以は、"血球芽細胞"がつくられているからです。 血液中には、酸素を運搬する赤血球をはじめ、止血を担う血小板、体内に侵入したウイルスなどを排除するしくみ-免疫を担当する白血球などの血液細胞が含まれていますが、血球芽細胞は将来、これらすべての血液細胞になりうる能力をもった細胞です。 血球芽細胞はさまざまな因子の作用を受け、赤血球、血小板、白血球などに変化し、血液中に流れ出ていきます。 骨は成分の約6割をリン酸カルシウムや炭酸カルシウム、リン酸マグネシウムなどの無機塩類で占めていますが、発育に伴って長く太く成長していきます。 骨の端を「骨端」、上と下の骨端に挟まれた部分を「骨幹」といいます。子どもの骨には上下両方の骨端と骨幹の境目あたりに、軟骨が集まった成長軟骨層が存在します。この部位の軟骨は増殖しながら、やがて骨に置き換わります。これによって骨が長くなるのです。 一方、骨膜にある骨芽細胞は、骨膜の内側に新しい骨をつくり、骨を太くしていきます。 この2つのメカニズムにより、常に新しい骨がつくられ成長していくのが骨の新生です。 では、骨の新生以前にあった古い骨はどうなるのかというと、破骨細胞という細胞が破壊します。 骨の新生と破壊、相反する細胞がバランスよく働くことで骨は新陳代謝を図り、常に再構築されています。成長期においては新生が上まわるため骨を成長させているわけです。 骨折の直後には、骨の血管から出血した血液が固まり、折れた骨の隙間を一時的に埋めます。その後、折れた部分の骨膜に骨芽細胞が集まり、増殖して網目状になり、仮骨(線維組織)をつくります。この仮骨がカルシウムの沈着で徐々に硬くなり、破骨細胞により再吸収され、元の形状に修復されます。