ティー‐さいぼう【T細胞】
《Tはthymusで、胸腺の意》骨髄で生成されたリンパ球が胸腺に移送されて成熟したもの。B細胞とともに免疫反応に重要な働きをする。Tリンパ球。
ていじょう‐うちゅうろん【定常宇宙論】
宇宙の基本的な構造は時間的に変化しないという説。1948年にヘルマン=ボンディ、トーマス=ゴールド、フレッド=ホイルにより提唱。エドウィン=ハッブルが銀河の後退速度の観測から導いた膨張宇宙説を説...
テクネチウム【technetium】
マンガン族元素の一。人工的に作られた最初の元素で、モリブデンに加速した重陽子を当ててつくる。ウラン核分裂でも生成。単体は銀白色の金属。化学的性質はレニウムに似る。元素記号Tc 原子番号43。
テネシン【tennessine】
超アクチノイド元素、超ウラン元素の一。2009年、ロシアと米国の共同研究チームが、バークリウムとカルシウムの原子を衝突させて生成した。ウンウンセプチウム(ununseptium、元素記号Uus)...
テラ‐ロッサ【(イタリア)terra rossa】
《赤い土の意》 1 地中海性気候のもとで、石灰岩を母岩として生成した赤色土壌。風化に伴い石灰分が溶解し、残った鉄の酸化物によって赤色を呈する。 2 水酸化鉄を主成分とする赤色顔料。
てんぺん‐せつ【転変説】
現象世界のいっさいは一つの実在が展開・変化して生成するという説。インド哲学の中心思想の一つで、サーンキヤ学派がその代表。→積聚説(しゃくじゅうせつ)
デキストリン【dextrin】
でんぷんを加水分解したとき、麦芽糖になるまでの中間過程でできる種々の生成物の総称。白から黄色の粉末。粘着力が強く、のりとして利用。糊精(こせい)。
デュシェンヌがた‐きんジストロフィー【デュシェンヌ型筋ジストロフィー】
X染色体上にあるジストロフィン遺伝子の異常により発症する進行性筋ジストロフィーの一つ。筋細胞の構造を保つ役割を担うジストロフィンが生成されず、筋肉が崩壊と再生を繰り返しながら萎縮していく。出生男...
デュナミス【(ギリシャ)dynamis】
アリストテレス哲学で、生成・発展を説明する重要概念。終局目的たる現実態(エネルゲイア)に先だつ可能的な段階。可能態。
デューン【DUNE】
《Deep Underground Neutrino Experiment》米国のフェルミ国立加速器研究所主導により、サウスダコタ州のサンフォード地下研究所で建設が計画されている素粒子観測装置。...