ドンタク
《(オランダ)zondagから》 1 日曜日。「一六の—に五人一座で」〈魯文・安愚楽鍋〉 2 休日。休業。「ヤ。いかんいかん。時計は—じゃ」〈逍遥・当世書生気質〉 「博多どんたく」のこと。...
どんより
[副](スル) 1 空が曇って重苦しく感じられるさま。空気などが濁って不透明なさま。「—(と)曇った日」「—(と)よどんだ沼の水」 2 目が濁って生気が感じられないさま。「—(と)した目つき」
なぐり‐つ・ける【殴り付ける】
[動カ下一][文]なぐりつ・く[カ下二] 1 強く殴る。「思いきり—・ける」 2 絵や文章などを、なげやりに粗っぽく書く。「汎そ八九十枚—・けたが」〈逍遥・当世書生気質〉
なず・む【泥む/滞む】
[動マ五(四)] 1 そのことに心がとらわれる。こだわる。執着する。「旧例に—・む」「強ちに外形に—・みて総ての物類を描擬するにあらず」〈逍遥・小説神髄〉 2 物事がはかばかしく進まないでいる。...
なつ‐がれ【夏枯れ】
1 植物が、夏の暑さのために生気を失うこと。 2 夏、特に商店・劇場・料亭などが、客足が減って不景気になること。《季 夏》
なん‐たら【何たら】
[連体]《「なんたる」の音変化》なんという。「—事だ面白くもない」〈一葉・にごりえ〉 [副]《「なんとやら」の音変化》名称などのはっきりわからないさま。なんとか。「—いう骨の多い、いやぁな焼...
何(なん)とか彼(か)んとか
1 やっとのことで。どうにかこうにか。「—完成させた」 2 「なんとかかとか」に同じ。「—いやあがるんさ」〈逍遥・当世書生気質〉
にげ‐ぐち【逃(げ)口】
《「にげくち」とも》 1 外へ逃げるための出口。 2 言いのがれ。逃げ口上。「いいえ、そんな—は聞ません」〈逍遥・当世書生気質〉
はぎ‐はぎ【接ぎ接ぎ】
つぎはぎだらけであること。「—の布衣(ぬのこ)」〈逍遥・当世書生気質〉
はつ‐らつ【溌剌/溌溂/蹳剌】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 生き生きとして元気のよいさま。「—とした声」「生気—たる若者」 2 魚が飛び跳ねるさま。「御贄(みにへ)の錦鱗徒らに湖水の浪に—たり」〈太平記・九〉