らい‐ごう【来降】
[名](スル)《「らいこう」とも》神仏が地上に降りて来ること。降臨。「耶蘇が天堂から—なし」〈逍遥・当世書生気質〉
りつ‐ぎ【律儀/律義】
[名・形動]「りちぎ(律儀)」に同じ。「—な児心をば、見ぬいた小常が侠気(おとこぎ)なり」〈逍遥・当世書生気質〉 [名]《(梵)saṃvaraの訳。身を制する意》悪や過失に陥ることを防ぐ働き...
りょう‐か【良家】
「りょうけ(良家)」に同じ。「富家—の子弟多し」〈逍遥・当世書生気質〉
ろう【楼】
[名] 1 高く構えた建物。たかどの。 2 遠くを見るためにつくった高い建物。ものみやぐら。望楼。「門上の—に、おぼつかない灯がともって」〈芥川・偸盗〉 3 遊女と遊興することのできる店。揚げ...
ろう【郎】
[名] 1 男子。特に、年若い男子。若者。 2 女性から夫、または情夫をさしていう語。郎君。「妾(わたし)は時々に呼吸器となって、—が浮気なる口元を塞がん」〈逍遥・当世書生気質〉 3 中国の官...
ろう‐がん【老顔】
年老いて生気の衰えた顔。
わか・い【若い】
[形][文]わか・し[ク] 1 生まれてから多くの年数を経ていない。年齢が少ない。「—・いころ」「—・い女性」 2 草木などが生え出てからあまりたっていない。「—・い樹木」「—・い芽」 3 でき...
わか‐やか【若やか】
[形動][文][ナリ]若くて生気に満ちているさま。また、若い人のようなさま。「—な人」「いと—なる心地もするかな」〈源・若菜上〉
わけ‐なし【訳無し】
[名・形動] 1 簡単であること。たやすいこと。また、そのさま。「さかだちくらい僕には—だ」 2 道理がわかっていないこと。筋が通っていないこと。また、そのさま。「なんでわらうのかまるで—なり」...
わたい【私】
[代]《「わたし」の音変化》一人称の人代名詞。多く東京下町の女性や女児などが、親しい相手に対して用いる。あたい。「もう—の名を御存じだよ」〈逍遥・当世書生気質〉