しっ‐せい【湿生】
植物が湿潤な場所に生育すること。⇔乾生。
しっせい‐しょくぶつ【湿生植物】
水辺や湿原など、湿潤な所に生育する植物。アシ・ガマ・ミズバショウなど。湿地植物。→乾生植物
しつ‐げん【湿原】
低温で多湿な所に発達した草原。枯死した植物の分解が進まず泥炭となって堆積(たいせき)し、その上に水性植物におおわれた草原が生育していく。低層・中間・高層湿原などに分けられる。 [補説]書名別項。→湿原
しひょう‐しょくぶつ【指標植物】
生育地の特定の環境条件を知る指標となる植物。土壌中に重金属の多い所に密生するシダ植物のヘビノネゴザなど。
しょく‐せい【植生】
ある場所に生育している植物の集団。植物群落。
じか‐ざし【直挿(し)】
造林で、母木から枝を切り取り、直接に造林用地にさして繁殖・生育させる方法。じきざし。
じこ‐まびき【自己間引き】
ある同種の植物が密生しているとき、光・水分・養分の獲得をめぐる競争によって生育の悪い個体が枯死し、結果的に個体群の密度が下がる現象。
ジベレリン【gibberellin】
植物ホルモンの一。生長を強く促進する作用をもつ。稲の馬鹿苗病菌から発見。農業では発芽・生育の促進のほか、種なしブドウを作るのにも利用。ギベレリン。
じゅう‐げんそ【十元素】
高等植物の生育に必要な10種の元素。炭素・酸素・水素・窒素・硫黄・燐(りん)・カリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄。
じゅく‐びょう【熟苗】
移植するのに適当な状態に生育した苗。