よう‐しょ【用所/用処】
《「ようじょ」とも》 1 用いる場所。使いみち。 2 なすべき事柄。用事。「—あって都へ上る」〈虎明狂・二人大名〉 3 (「要処」とも書く)便所。「せせなぎの傍に立ち寄り、小便の—をたし」〈甲陽...
よう‐たし【用足し/用達】
1 用事を済ませること。「—に出かける」 2 大小便をすること。 3 官庁・会社などに商品を納めること。また、それをしている商人。御用達(ごようたし)。ようたつ。「宮内庁御—」
よう‐なし【用無し】
1 入用でないこと。役に立たないこと。 2 用事がないこと。ひまなこと。
よう‐べん【用便】
[名](スル) 1 用事をたすこと。用弁。「今日は水曜日だから、—外出の日だから」〈有島・或る女〉 2 大小便をすること。「かなり悪い病気の時でも室内で—する事をいやがった」〈志賀・和解〉
よう‐べん【用弁/用辨】
[名](スル)用事を済ますこと。用の足りること。用便。「右の手数早く—になる事もあり」〈吉田二郎・蚕種説并蚕種商法〉
よう‐むき【用向き】
用事の内容。また、用事。用件。「—をたずねる」「緊急の—」
よう‐めい【用命】
1 用事を言いつけること。「—に従う」 2 商品などを注文すること。「御—を賜る」
よう‐よう【要用】
1 必要なこと。「逗留中、布哇(ハワイ)の風俗に就いては物珍しく云う程の—はないだろう」〈福沢・福翁自伝〉 2 重要な用事。必要な用事。「とりあえず—のみ申し上げます」
用(よう)を足(た)・す
1 用事を済ます。「出先で—・す」 2 大小便を済ます。
用(よう)を弁(べん)・ずる
仕事をすませる。用事をすませる。用を足す。