みずのみ‐びゃくしょう【水呑み百姓】
江戸時代、自分の田畑を持たず、検地帳に登録されない小作・日雇いなどの下層農民。貧しい農民。無高百姓。→本百姓
むし‐かがり【虫篝】
夏、田畑の害虫を誘い寄せて焼き殺すためのかがり火。《季 夏》「虫焦げし火花美し—/虚子」
むら‐かがみ【村鑑】
江戸時代、各村の田畑高・森林・家数・人口・牛馬数・租税など、村の概況を書いた帳簿。村明細帳。村鑑大概帳。
むら‐だか【村高】
江戸時代、年貢・諸役負担の基準となった一村の田畑・屋敷などの総石高。
もの‐なり【物成】
1 田畑からの収穫。 2 江戸時代の年貢。本途物成(ほんとものなり)と小物成(こものなり)とがあったが、特に本途物成をさす。 3 禄高の基礎となる年貢米の収入高。
よりあい‐こさく【寄合小作】
江戸時代、他人の田畑を二人以上の者が共同で借りて耕作したこと。
りょく‐ひ【緑肥】
緑色の生きている植物を田畑の土中にすき込んで肥料とすること。また、その植物。空中窒素固定を行うマメ科のレンゲソウ・ウマゴヤシ・シロツメクサや青刈りダイズなどが用いられる。草肥(くさごえ)。
ろう‐ほ【壟畝/隴畝】
1 うねとあぜ。田畑。 2 田舎。また、民間。