た‐づくり【田作り】
《「たつくり」とも》 1 田を耕すこと。また、その人。 2 ごまめ。昔、田の肥料にしたことからの名という。正月の祝い肴(ざかな)にする。《季 新年》「—や庵の肴(さかな)も海のもの/子規」
た‐づら【田面】
田の表面。たのも。また、田のほとり。「—の闇を、蛍が光の線を引いて飛んだ」〈島木健作・生活の探求〉
たでいやま‐こふん【田出井山古墳】
⇒反正天皇陵古墳
た‐と【田堵/田刀】
平安時代、荘園・公領の田畑を耕作し、年貢・公事(くじ)を納めた農民。たとう。でんと。
でん‐と【田堵】
⇒たと(田堵)
た‐どころ【田所/田荘】
1 田のある所。田地。 2 大化の改新以前の豪族の私有地。 3 荘園・公領制下で、現地で実務を執った役職。
た‐な【田菜】
タンポポの古名。〈和名抄〉
た‐なか【田中】
田の中。また、田に囲まれた所。転じて、いなか。「—の一と筋道の五六町ほどは何も無きに」〈露伴・夜の雪〉
たなか【田中】
姓氏の一。 [補説]「田中」姓の人物田中阿歌麿(たなかあかまろ)田中王堂(たなかおうどう)田中大秀(たなかおおひで)田中角栄(たなかかくえい)田中勝雄(たなかかつお)田中義一(たなかぎいち)田中...
たなか‐あかまろ【田中阿歌麿】
[1869〜1944]日本の湖沼学・陸水学の開拓者。東京の生まれ。ベルギーのブリュッセル大学で地理学を学ぶ。帰国後、全国の主要湖沼を科学的に調査。昭和6年(1931)日本陸水学会を創立。著「諏訪...