いなか‐め・く【田舎めく】
[動カ五(四)]物腰や服装などが田舎風に見える。「—・いた風景」
いなか‐もの【田舎者】
1 田舎の人。田舎育ちの人。 2 不作法な人、やぼな人をののしっていう語。また、みずからをへりくだっていう語。 [補説]作品名別項。→田舎者
いなかもの【田舎者】
《原題、(イタリア)I rusteghi》ゴルドーニによる戯曲。3幕の喜劇。1760年初演。ベネチア方言で書かれた作品。
いなか‐や【田舎家】
1 田舎の家。また、粗末な家。田家(でんか)。 2 茶室などにするために建てた田舎風の家。
いなか‐やくしゃ【田舎役者】
田舎芝居の役者。また、へたな役者。
いなか‐わたらい【田舎渡らひ】
田舎に行って生活すること。また、行商などで地方を回り歩くこと。「—しける人の子ども」〈伊勢・二三〉
た【田】
耕して稲などを栽培する土地。ふつうは水を引き水稲を栽培する水田をさす。畑に対していう。たんぼ。「—を打つ」
た‐あそび【田遊び】
その年の稲の豊作を予祝する神事芸能。多く正月に、社寺の境内などで田打ちから収穫に至る一連の農作業を模擬的に演じる。地方により、御田(おんだ)・御田祭り・御田植え祭りなどともいう。《季 新年》
た‐あるじ【田主】
1 田祭りを主宰する人。 2 田植えを指揮する人。たぬし。たろうじ。《季 夏》
た‐い【田居】
田のある所。たんぼ。また、田舎。「筑波嶺の裾廻(すそみ)の—に秋田刈る妹(いも)がり遣らむ黄葉(もみち)手折らな」〈万・一七五八〉