もうし‐おこな・う【申し行ふ】
[動ハ四] 1 申し上げる。言上する。「和銅三年と言ふ年、天皇に—・ひて」〈今昔・一一・一四〉 2 とりおこなう。とりさばく。「たとひ入道非拠を—・ふとも」〈平家・三〉
もうし‐か・ねる【申(し)兼ねる】
[動ナ下一][文]まうしか・ぬ[ナ下二]申し上げるのをためらう。言いにくい。「はっきりとは—・ねる」
もうし‐かわ・す【申(し)交(わ)す】
[動サ五(四)] 1 約束する。特に、夫婦になる約束をする。「—・した間柄」 2 「言い交わす」の謙譲語。話し合う。また、おつきあいする。「すぐさず歌詠み奉りなどして、いたき者とて常に—・す者あ...
もうし‐きか・す【申(し)聞かす】
[動サ五(四)]「申し聞かせる」に同じ。「私から直接に—・しておきました」 [動サ下二]「もうしきかせる」の文語形。
もうし‐きか・せる【申(し)聞かせる】
[動サ下一][文]まうしきか・す[サ下二]「言い聞かせる」の謙譲語。また、改まり丁重にいう語。言って聞かせる。「二度としないようよく—・せておきます」
もうし‐き・ける【申(し)聞ける】
[動カ下一]申し聞かせる。「この趣を村じゅうへもれなく—・けよとも書付を添えて」〈藤村・夜明け前〉
もうし‐こし【申(し)越し】
手紙などで言ってよこすこと。また、その内容。「お—の件承知しました」
もうし‐こ・す【申(し)越す】
[動サ五(四)]手紙などを通じて言ってよこす。「—・された件は処理いたしました」
もうし‐こみ【申(し)込み】
1 申し込むこと。また、その内容や手続き。「結婚の—」「—は本社で受け付けます」「—用紙」 2 法律で、相手方の承諾を得て、契約を成立させようとする意思表示。
もうしこみ‐の‐ゆういん【申込の誘引】
他人に契約の申し込みをさせようとする意思の表示。貸間広告・求人広告・正札付き商品の陳列など。