かく‐たい【革帯】
牛の革製の帯。男子の朝服用の革帯は黒漆塗りで、銙(か)とよぶ飾りを並べ連ねているので銙帯(かたい)ともいう。また、銙の材質により金帯(きんたい)・銀帯・玉帯(ぎょくたい)・石帯(せきたい)などと...
かく‐ぼう【角帽】
男子の大学生の着用する、上部がひし形の帽子。また、転じて、大学生のこと。「—は勢いよく立ち上がり」〈白鳥・一発屋〉
か‐こう【課口】
律令制で、調(ちょう)・庸(よう)・雑徭(ぞうよう)を負担する者。17歳以上の男子で、正丁(せいてい)・老丁・中男(ちゅうなん)・残疾(ざんしつ)の4種がある。課丁(かてい・かちょう)。
かさね‐の‐いろめ【襲の色目】
平安時代以降、公家社会に行われた衣服の表地と裏地、また衣服を重ねて着たときの色の取り合わせの種目。男子では直衣(のうし)・狩衣(かりぎぬ)・下襲(したがさね)などの、女子では唐衣(からぎぬ)・袿...
かっこう‐きょうぎ【滑降競技】
スキー競技のアルペン種目の一。標高差、男子800〜1100メートル、女子450〜800メートルのコースを高速で滑降し、所要時間を競う。アルペン4種目のなかで最もコースが長く、スピードが速い。旗門...
かつら‐おとこ【桂男】
1 月に住むという伝説上の男。また、月の異称。かつらお。「—も、同じ心に、あはれとや見奉るらむ」〈狭衣・四〉 2 美男子。「—のぬしさんにほれたが縁かェェ」〈人・梅児誉美・三〉
かとく‐そうぞく【家督相続】
民法旧規定で、戸主が死亡・隠居などをした際、一人の相続人が戸主の身分・財産を相続すること。また、その制度。一般には、嫡出男子の年長者が相続した。第二次大戦後の民法改正で廃止。
かなし・む【悲しむ/哀しむ/愛しむ】
[動マ五(四)] 1 心が痛む思いだ。悲しく思う。また、なげかわしく思う。「別れを—・む」「道徳心の低下を—・む」⇔喜ぶ。 2 (愛しむ)いとしいと思う。愛する。「端正(たんじゃう)美麗なる男子...
かみ‐そぎ【髪削ぎ】
1 髪の先をそろえてそぐこと。特に、中古、髪置(かみお)きの儀式をすませ髪の生えそろった幼児の髪先を肩の辺りで切りそろえて、成長を祝う儀式。男子は5歳で行い、女子は4歳で行うのを例とし、最初のと...
かゆ‐づえ【粥杖】
正月15日に、望粥(もちがゆ)を煮るときに使う御薪(みかまぎ)で作った杖。これで子のない女性の腰を打つと男子が生まれるといわれた。粥の木。《季 新年》「—に冠落ちたる不覚かな/鳴雪」