おとこ‐らし・い【男らしい】
[形][文]をとこら・し[シク]いかにも男であると思えるようすである。体格・気質や行動・態度などが、男性のもつべきと考えられている特質を備えている。「—・い顔」「—・くあきらめる」⇔女らしい。 ...
男(おとこ)を上(あ)・げる
りっぱな行為をして、男の面目を施す。「名演説で—・げる」⇔男を下げる。
男(おとこ)を売(う)・る
男らしい性格をもっているという評判を広める。
男(おとこ)を拵(こしら)・える
女が愛人をつくる。情夫をもつ。男をつくる。
男(おとこ)を下(さ)・げる
一人前の男性として恥ずかしい行為をして、自分の価値を低くする。⇔男を上げる。
男(おとこ)を知(し)・る
女が男と初めて肉体関係をもつ。
男(おとこ)を磨(みが)・く
男の名誉を保とうと義侠心(ぎきょうしん)を養う。男だてになる修業をする。
お‐どき【男時】
好運に恵まれているとき。運のついているとき。→女時(めどき)「一切の勝負に、定めて、一方色めきて、よき時分になることあり。これを—と心得べし」〈花伝・七〉
おどきめどき【男どき女どき】
向田邦子の小説集。昭和57年(1982)刊行。前年に航空機事故により急逝した著者の遺作となった作品集で、「小説新潮」誌に連載中だった短編小説4編を収める。
お‐なみ【男波/男浪】
低い波の次に打ち寄せてくる高い波。また、高低のある波の中で、高いほうの波。⇔女波(めなみ)。