男(おとこ)の目(め)には糸(いと)を引(ひ)け女(おんな)の目(め)には鈴(すず)を張(は)れ
男の目はきりりとまっすぐなのがよく、女の目はぱっちりと大きいのがよいということのたとえ。
男(おとこ)は気(き)で持(も)て
男は気性で生きよ。男は意気を高くもって世の中を生きていけ。男は気で食え。
男(おとこ)は三年(さんねん)に片頰(かたほお)
男がいつも笑っていると威厳が損なわれるので、めったに笑わないほうがよい。男は三年に一度笑う。
男(おとこ)は敷居(しきい)を跨(また)げば七人(しちにん)の敵(てき)がある
男は社会に出て活動するようになると、多くの敵と出会うということのたとえ。
男(おとこ)は辞儀(じぎ)に余(あま)れ
男は、謙遜(けんそん)しすぎるくらいでよい。「はて、—といふ。まづ某(それがし)次第に召され」〈虎寛狂・千切木〉
おとこはつらいよ【男はつらいよ】
山田洋次原作・監督、渥美清主演の映画の題名。また、そのシリーズ名。フーテンの寅(とら)こと車寅次郎と、その家族や周囲の人々との交流を描く人情喜劇。昭和44年(1969)から令和元年(2019)ま...
男(おとこ)は度胸(どきょう)女(おんな)は愛嬌(あいきょう)
男には度胸が、女には愛嬌が大切だ、の意。
男(おとこ)は裸百貫(はだかひゃっかん)
男は、裸でも百貫の値うちがある。男は無一物であっても、働いて巨万の富を築くことができるの意。
男(おとこ)は松(まつ)女(おなご)は藤(ふじ)
松に藤が絡まるように、女は男を頼りにするものだということのたとえ。
おとこ‐ばしょり【男端折り】
《男がするところから》和服の後ろの裾(すそ)をまくり上げて帯に挟むこと。