あばしりばんがいち【網走番外地】
伊藤一の小説。網走刑務所での服役経験をもとにして書かれた。昭和31年(1956)刊。
松尾昭典監督による映画の題名。昭和34年(1959)公開。日活の配給。出演、小高雄二、浅丘ルリ子ほか。 ...
あば‐ずれ【阿婆擦れ】
悪く人ずれしていて、厚かましいこと。また、そういう女。すれっからし。もとは男女いずれにも使った。 [補説]「阿婆」は当て字。
アブサロム‐の‐とう【アブサロムの塔】
《Pillar of Absalom》パレスチナ地方の古都エルサレムのケデロンの谷にある石塔。ユダヤ人の伝説によると、ダビデ王の三男アブサロムの墓であるとされるが、墓自体は紀元後1世紀頃のものと...
あぶやま‐こふん【阿武山古墳】
大阪府高槻市の阿武山の丘陵部にある7世紀後半の古墳。石室内部から男性の遺体を納めた夾紵(きょうちょ)棺が発見された。藤原鎌足の墓とする説が有力。
あぶら‐ギッシュ【脂ギッシュ】
[形動]《脂ぎる+エネルギッシュからの造語》俗に、顔などに脂が浮いているさま。また、精力的ではあるがしつこさを感じさせるさま。「—な肌」「—な男」
あぶら‐ぎ・る【脂ぎる】
[動ラ五(四)] 1 表面に脂が浮かび出て、ぎらぎらする。「—・ったスープ」 2 精力的でしつこい感じがする。「—・った中年男」
あぶら‐ぜみ【油蝉】
セミの一種。夏、最も普通にみられ、体長は翅(はね)の先まで約5.5センチ。翅は赤褐色で、油の染みたような紋がある。幼虫は地中で育ち、7年目に地上に出て羽化し、成虫の寿命は1、2週間。あかぜみ。あ...
アベック【(フランス)avec】
《…とともに、の意》 1 (男女の)二人連れ。特に、愛し合う二人連れ。 2 二人または二つのものが行動をともにすること。「—飛行」
あま【海人/海士/海女/蜑】
1 海に潜って貝類や海藻をとるのを仕事とする人。男を「海士」、女を「海女」と書く。《季 春》「流木を火となし母の—を待つ/三鬼」 2 海辺に住み、魚介や海藻をとるのを業とする者。漁師。「打麻(う...
あまぶね【海人舟】
近藤啓太郎の短編小説。昭和31年(1956)発表。同年、第35回芥川賞受賞。昭和32年(1957)、「海人舟より 禁男の砂」の題名で映画化。