おう【翁】
[常用漢字] [音]オウ(ヲウ)(漢) [訓]おきな 1 男の老人。おきな。「村翁・老翁・白頭翁・不倒翁」 2 男の老人の敬称。「杜翁(とおう)(トルストイ)・奈翁(なおう)(ナポレオン)」 [...
おうぎ【扇】
《動詞「あお(扇)ぐ」の連用形から》 1 手に持ち、あおいで風を起こす道具。儀式・祭事などにも使う。ふつう、折り畳めるものをいい、檜扇(ひおうぎ)と蝙蝠扇(かわほりおうぎ)がある。前者を冬扇、後...
おうぎ‐ひき【扇引き】
1 扇を福引のように引き当てる遊戯という。「—など人々にせさせむなどありし」〈讃岐典侍日記・下〉 2 二人が扇の端を親指と人さし指でつまみ、引き合う遊戯。扇相撲。「よい年をして螺(ばい)回し、—...
扇(おうぎ)忌忌(ゆゆ)し
《漢代、班婕妤(はんしょうよ)が、秋風が吹くと捨てられる扇に自分をたとえて「怨歌行」を作ったという「文選」の故事から》扇は男女の仲にとって不吉だということ。「名にし負はば頼みぬべきをなぞもかく—...
おう‐じ【王子】
1 王の息子。⇔王女。 2 親王宣下のない皇族の男子。 3 大切に思う男性。大事にされている男児。「我が家の—」 4 その団体や分野などで実力・人気があり、容貌(ようぼう)もすぐれた若い男性。「...
おう‐せ【逢瀬】
会う時。特に、愛し合う男女がひそかに会う機会。「たまさかの—を楽しむ」
おうたいしバルタサールカルロスきばぞう【王太子バルタサールカルロス騎馬像】
《原題、(スペイン)El príncipe Baltasar Carlos a caballo》ベラスケスの絵画。カンバスに油彩。スペイン国王フェリペ4世の長男カルロスが、幼少期に前脚を上げた馬...
おうてんもん‐の‐へん【応天門の変】
貞観8年(866)応天門の炎上をめぐる事件。大納言伴善男(とものよしお)は左大臣源信(みなもとのまこと)の仕業と唱えて処罰を主張したが、藤原良房らによってかえって善男の子中庸(なかつね)の放火と...
お・える【生へる】
[動ハ下一]《「お(生)う」(上二)の下一段化》 1 はえる。「庭に桑の木一夜に—・へて」〈太平記・三〇〉 2 陰茎が勃起(ぼっき)する。「男根の—・へるを陸梁すると云ふほどにぞ」〈史記抄・秦始...
おお【大】
[形動ナリ]大きいさま。たっぷりしたさま。「夏影のつま屋の下に衣裁(きぬた)つ我妹(わぎも)裏設(うらま)けてあがため裁たばやや—に裁て」〈万・一二七八〉
[接頭]名詞に付く。 1 大きい、...