おかあさんのうまれたいえ【おかあさんの生まれた家】
前川康男による児童文学作品。昭和54年(1979)刊行。
おかか‐さま【御母様/御嬶様】
1 母を敬っていう語。近世、武家や豪商の子弟が用いたが、末期には広く一般的になった。 2 他人の妻を敬っていう語。多くは子持ちの人妻をいう。「人の—並みに被(かづき)を着せて出かけ」〈浮・一代男・六〉
おかしなふたり【おかしな二人】
《原題、The Odd Couple》サイモンの戯曲。1965年、ブロードウエーにて初演。性格が正反対のスポーツ記者と報道記者、2人の男性の同居生活を描いた喜劇。1968年に映画化された。
おかた‐ぐるい【御方狂ひ】
1 人妻に夢中になること。「—をやりをるか」〈浄・加増曽我〉 2 遊女狂い。「すこし前かたなる—のやうに見えて」〈浮・一代男・六〉
おかた‐さま【御方様】
《「おかた」をさらに敬っていう語》 1 他人の妻を敬っていう語。お内儀さま。「又さる人の—」〈仮・竹斎・下〉 2 他人を敬っていう語。深い敬意を表す。「貴様もよろづに気のつきさうなる—と見えて」...
お‐かたさま【御方様】
[代]二人称の人代名詞。江戸時代、敬愛の気持ちをこめて、多く女性が男性に対して用いた。あなたさま。「すぎし年の五月に、竜右衛門小者を御搦(から)めくだされしは、—か」〈浮・男色大鑑・一〉
お‐かま【御釜/御竈】
1 「かま」「かまど」の美化語。 2 《3から》(御釜)男色や、その相手。また、女性の容姿や言葉遣いをまねる男性。 3 (御釜)尻の異称。→御釜を掘る 4 (御釜)下女の異称。 5 火山の噴火口...
御釜(おかま)を掘(ほ)・る
1 男色を行う。 2 車が車に追突することをいう俗語。
おかみ‐け【御上家】
[名]公家(くげ)。貴族。「わが恋はただ—の女中」〈浮・一代男・四〉
[形動ナリ]いかにも貴族らしいさま。上品であるさま。「勤め姿去って、—なる御所風あり」〈浮・諸艶大鑑・一〉
お‐かみそり【御髪剃】
浄土宗や真宗で、在俗の男女がその宗門に入る儀式。僧(真宗では門主)がかみそりを当てて剃髪(ていはつ)に擬し、戒名(真宗では法名)を与える。帰敬(ききょう)式。お髪剃(こうぞ)り。