きゅう‐かい【九界】
⇒くかい(九界)
く‐かい【九界】
仏語。十界のうち、仏界以外の世界。地獄・餓鬼・畜生・阿修羅(あしゅら)・人間・天上・声聞(しょうもん)・縁覚・菩薩(ぼさつ)の九界。きゅうかい。
く‐がい【公界】
1 表向き。晴れの場所。公儀。「述懐は私事(わたくしごと)、弓矢の道は—の義」〈太平記・一九〉 2 世間。人なか。人前(ひとまえ)。「何事が起こった。こりゃここは—ぢゃぞ」〈浄・生玉心中〉 3 ...
く‐がい【苦界】
1 《「苦海」から》苦しみの多い世界。生死を繰り返して流転するこの世。人間界。 2 遊女のつらい境遇。公界(くがい)。「—に身を沈める」
くに‐ざかい【国境/国界】
国と国との境。こっきょう。「—の峠」
くほん‐あんにょうかい【九品安養界】
⇒九品浄土(くほんじょうど)
くるわ‐さんがい【郭三界】
遊郭の辺り。「五十両損かけうかと気遣ひさに、—披露して」〈浄・冥途の飛脚〉
けい‐かい【境界/経界】
土地などのさかい。きょうかい。「立札だけの荒れた土の中にむなしく残った一ト廓(くるわ)の—」〈万太郎・春泥〉
けいざい‐かい【経済界】
売買取引などの経済活動が盛んに行われる社会の分野。特に、実業家の社会。財界。
けぞう‐かい【華蔵界】
「蓮華蔵(れんげぞう)世界」の略。