おろ‐い・ゆ【疎癒ゆ】
[動ヤ下二]病気・傷などが、いくらかよくなる。「三日ばかりを隔てて、杖(つゑ)の目—・ゆるほどに」〈今昔・二九・三〉
おろ‐おぼえ【疎覚え】
ぼんやりした記憶。うろおぼえ。「国をお出なされたは、三つの時で—」〈浄・丹波与作〉
おろ‐か【疎か】
[形動][文][ナリ] 1 (「…はおろか」「…もおろか」などの形で)言うまでもないことである。もちろん。「掃除は—、布団を上げたこともない」 2 いいかげんに扱うさま。思いやりが薄いさま。おろ...
おろ‐そか【疎か】
[形動][文][ナリ] 1 いいかげんにすませたり軽く扱ったりして、まじめに取り組まないさま。疎略。なおざり。「遊びに夢中で勉強が—になる」 2 簡素なさま。粗末。「いと—に、軟障(ぜじゃう)ば...
おろ‐ぬ・く【疎抜く】
[動カ五(四)] 1 密生しているものの中から不要なものなどを抜き取って、適当な間隔を作る。間引く。うろぬく。「菜を—・く」 2 産児を間引く。 3 間を置く。遠ざかる。「女郎買ひも当分—・くつ...
おろ‐ねぶ・る【疎眠る】
[動ラ四]軽く目をつぶる。うとうと眠る。「足をうちひろげて、—・りたるを」〈宇治拾遺・一〉
おろ‐よ・し【疎良し】
[形ク] 1 少しよい。「—・し。少しよきをいふ」〈町人嚢・三〉 2 よくない。悪い。「あんがい—・いことぬかいてよかばいものか」〈滑・膝栗毛・八〉
そ【疎】
[名・形動] 1 間がすいていること。まばらなこと。また、そのさま。「人口密度が—な地域」「天網恢々(かいかい)—にして漏らさず」⇔密。 2 関係が薄いこと。うといこと。また、そのさま。「級友と...
そ【疎】
[常用漢字] [音]ソ(漢) [訓]うとい うとむ まばら おろそか 1 一つ一つ離れている。まばら。「疎開・疎密・疎林/過疎・空疎」 2 人と人との関係にすきまがある。親しくしない。うとい。「...
そ‐い【疎意】
うとんじる気持ち。隔意。