だいにちきょう‐しょ【大日経疏】
大日経の注釈書。20巻。唐の善無畏(ぜんむい)講説、一行(いちぎょう)が筆録。8世紀初めに成立。密教の理論書として重要。東密で用い、台密ではその改訂版「大日経義釈」14巻を用いる。
ちゅう‐そ【注疏/註疏】
経書を解釈した注と、それをさらに解釈した疏。また、経書などの本文の字句に詳しく説明を加えたもの。「十三経—」
でん‐そ【伝疏】
伝と疏。経書(けいしょ)の注解である伝と、伝にさらに詳しい解釈を加えた疏。
ぶん‐そ【分疏】
[名](スル) 1 箇条に分けて述べること。「今上に明ならざる者を—すれば」〈岡三慶・今昔較〉 2 申し開き。弁解。弁明。「温は自ら長安に入って、要路に上書して—した」〈鴎外・魚玄機〉
べん‐そ【弁疏/辯疏】
[名](スル)言いわけをすること。弁解。「自分の事のように心で—した」〈有島・或る女〉