ハンチバック
市川沙央の小説。令和5年(2023)発表。筋疾患を患い、グループホームで暮らす女性を描く。第169回芥川賞受賞。
ハンチントン‐びょう【ハンチントン病】
手・四肢・顔などの不随意運動と精神症状・行動異常・認知障害などを主な症状とする進行性の神経変性疾患。常染色体顕性遺伝性の疾患で、30〜40歳代で発症することが多い。大脳の線条体で神経細胞が変性・...
バイオエーロゾル【bioaerosol】
空気中に浮遊する生物由来の微粒子。花粉、キノコやカビの胞子、細菌など。アレルギー疾患や食物の腐敗の原因となるほか、大気上空で凝結核や氷晶核としてはたらき、雲の形成や降雨に関わりをもつことが知られ...
バイパス‐しゅじゅつ【バイパス手術】
狭窄(きょうさく)・閉塞した動脈の血行を改善する方法の一つ。虚血性心疾患に対して行われる冠動脈バイパス移植術(CABG)など。バイパス移植。
バセドー‐びょう【バセドー病】
甲状腺の機能の亢進(こうしん)による、甲状腺の腫(は)れ、頻脈、眼球突出を主症状とする病気。自己免疫疾患と考えられている。20〜30歳代の女性に多い。報告者の医師バセドーにちなむ命名。バセドーよ...
ばち‐ゆび【撥指】
手足のすべての指の先端が膨らみ、太鼓のばちのような形になる症状。爪の下の柔らかい組織が隆起し、爪が丸みを帯び大きくなる。肺癌(はいがん)・肺線維症・気管支拡張症などの肺疾患や、チアノーゼを伴う心...
バッドキアリー‐しょうこうぐん【バッドキアリー症候群】
《Budd-Chiari syndrome》肝静脈や肝部下大静脈が閉塞(へいそく)・狭窄(きょうさく)し、門脈圧亢進症に至る疾患。異所性静脈瘤・腹水・肝機能障害・下腿のむくみ・下肢静脈瘤・腹壁静...
バルーン‐カテーテル【balloon catheter】
冠動脈疾患の治療に用いられるバルーンのついた特殊なカテーテル。大腿(だいたい)部などからカテーテルを冠状動脈に挿入して膨らませ、狭窄(きょうさく)部分を拡張する。この治療法を経皮的冠動脈形成術(...
パーキンソン‐しょうこうぐん【パーキンソン症候群】
安静時のふるえ、筋肉のこわばり、動作緩慢、歩行が小刻みで転びやすいなど、パーキンソン病に似た症状を示す疾患や状態の総称。パーキンソニズム。
パーキンソン‐しょうじょう【パーキンソン症状】
手足のふるえ・筋肉のこわばり・動作緩慢・歩行障害など、パーキンソン病でみられる症状の総称。多系統萎縮症など、パーキンソン病以外の疾患で現れることがある。パーキンソニズム。