もうまくしきそ‐へんせいしょう【網膜色素変性症】
加齢につれて網膜が変性する遺伝性の病気。夜盲症・視野狭窄(しやきょうさく)の症状がみられ、視力が低下し失明に至る。
もうまく‐しょう【網膜症】
何らかの理由で網膜に障害が起こり、視野が狭くなったり視力が低下したりする病気の総称。糖尿病網膜症・未熟児網膜症・クロロキン網膜症・日食網膜症など。
もうまくじょうみゃくへいそく‐しょう【網膜静脈閉塞症】
網膜の静脈がつまって、眼底出血や網膜浮腫を引き起こす病気。視野が欠けたり、視力が著しく低下することが多いが、自覚症状がない場合もある。血栓溶解剤などで血栓を取り除くなどの速やかな治療が必要とされる。
もうまく‐ぜんまく【網膜前膜】
網膜の中心にある黄斑部に薄い膜ができる病気。網膜にしわができ、物がゆがんでみえたり、視力が低下したりする。
もうまくどうみゃくへいそく‐しょう【網膜動脈閉塞症】
網膜の動脈がつまって、血流が途絶えてしまう病気。網膜の神経細胞が壊死すると、光の情報を感知できなくなり、視覚が失われる。血流は治療しなくても再開することが多いが、神経細胞は虚血状態に弱いため、速...
もうまく‐はくり【網膜剝離】
網膜の外層をなす色素上皮層から、内層をなす神経層がはがれた状態。初期症状として、目の前にほこりが浮いて見える飛蚊症(ひぶんしょう)や、目をつぶっても光がまたたいて見える光視症があり、進行すると視...
もうまく‐ひかりぎょうこじゅつ【網膜光凝固術】
レーザー光線を網膜の病変部に照射し、組織を熱凝固させることによって、病気を治療する方法。主として、新生血管という異常な血管の発生を抑制するために行われる。糖尿病網膜症・網膜静脈閉塞症・加齢黄斑変...
もう‐もう【濛濛/朦朦】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 霧・煙・ほこりなどが立ちこめるさま。「—と砂ぼこりをまき上げる」 2 心がぼんやりとしているさま。「木の本に—としてぞ立たりける」〈太平記・二七〉
[名]...
もくぼ‐じ【木母寺】
東京都墨田区にある天台宗の寺。山号は、梅柳山。謡曲「隅田川」などで有名な梅若丸が病没した地に、その冥福を祈って、貞元2年(977)に忠円が創建したと伝える。慶長12年(1607)近衛信尹が梅の字...
モザイク‐びょう【モザイク病】
植物にウイルスが寄生し、葉にモザイク状の斑ができ、縮れる病害。タバコ・ダイコン・キュウリ・インゲンなどに多く発生。アブラムシが媒介するといわれる。