しゃく【癪】
[名]胸や腹が急に痙攣(けいれん)を起こして痛むこと。さしこみ。 [名・形動]腹が立つこと。不愉快で、腹立たしいこと。また、そのさま。「いちいち—なことを言う」 [補説]「癪」は国字。
癪(しゃく)に障(さわ)・る
腹が立つ。気に障る。癇(かん)に障る。「—・る態度」
しゃく‐の‐たね【癪の種】
腹の立つ原因。
しゃく‐の‐むし【癪の虫】
からだの中にいて、癪を起こすと考えられる虫。転じて、腹を立てること。また、その原因となる事柄。「—がおこる」
しゃく‐もち【癪持(ち)】
癪が持病であること。また、その人。
癪(しゃく)を言(い)・う
腹の立つことを口にする。「そっちはどうもさう—・ふから恨みだ」〈人・梅児誉美・三〉
しゃっ‐き【癪気】
癪(しゃく)の病気。しゃっけ。
しゃっ‐け【癪気】
⇒しゃっき(癪気)