すいあげ‐こうか【吸(い)上げ効果】
台風や低気圧の中心部の気圧が周囲よりも低いために、海面を押す力が弱まって水位が上昇すること。気圧が1ヘクトパスカル下がると、海面が1センチメートル上昇する。高潮を発生させる自然現象のメカニズムの...
すい‐かん【水棺】
原子炉で冷却材喪失事故(LOCA)が発生した際、原子炉を安定的に冷却するために、原子炉格納容器を水で満たす措置。 [補説]チョルノービリ原発事故における、放射性物質の拡散防止措置である石棺になぞ...
すいかん‐ボイラー【水管ボイラー】
胴内に水を通した多数の管を配置し、管の外から加熱して蒸気を発生させる方式のボイラー。高温・高圧の蒸気が多量に得られる。
すい‐がん【膵癌】
膵臓(すいぞう)にできる癌(がん)。膵管から発生するものが大半だが、膵臓内に嚢胞(のうほう)を形成するものやランゲルハンス島から生じるものなどもある。早期発見が難しく、予後不良なことが多い。膵臓癌。
すいしょう‐しんどうし【水晶振動子】
水晶を結晶軸に関して一定の方向に切り取った板または棒に電極を配置して支持容器に収めたもの。圧電気現象を利用した振動子として水晶発振器、超音波の発生・検出などに利用。
すいしょう‐はっしんき【水晶発振器】
水晶振動子を利用した発振器。きわめて正確な安定した周波数の電気振動を発生させるので、通信・放送用の発振器や精密時計などに用いられる。クリスタルオシレーター。
すいじょうき‐ふんか【水蒸気噴火】
マグマの熱で付近の地下水が気化し、大量の水蒸気が発生して圧力が急速に上昇することによって起こる現象。火口付近の岩石が砕け、噴石や火山灰として飛散する。水蒸気爆発。→マグマ噴火 →マグマ水蒸気爆発
すいじょう‐ちかん【水上置換】
気体の捕集法の一。水槽内に気体の発生源から管を入れ、その管口から出る気体を、あらかじめ水で満たした容器内に集める。主に化学実験などで、水に溶けにくい気体と、毒性や引火性が高い気体の捕集に用いられ...
スイスチーズ‐モデル【Swiss cheese model】
リスク管理に関する概念の一つ。スイスチーズの内部に多数の穴が空いているが、穴の空き方が異なる薄切りにしたスイスチーズを何枚も重ねると、貫通する可能性は低くなる。同様に、リスク管理においても、視点...
すいそさんそ‐ねんりょうでんち【水素酸素燃料電池】
燃料電池の一種。正極に酸素、負極に水素を用いる。化学反応によって継続的に電力が発生するが、水しか排出しないクリーンエネルギーとして知られる。酸水素電池。酸素水素燃料電池。