たいじ‐じゅんかん【胎児循環】
胎児期の特殊な血液循環の総称。胎児の発育段階に応じて卵黄循環・絨毛膜循環・胎盤循環があり、このうち特に胎盤循環をいう。胎児は、臍帯(さいたい)静脈を通じて胎盤から酸素と栄養を受け取り、体内で生じ...
たい‐せい【胎生】
1 受精した卵子が胎盤によって直接母体につながり、栄養を受けて発育し、親とほぼ同じ姿になって生まれること。単孔類を除く哺乳類にみられる発生方法。⇔卵生。→卵胎生 2 植物の種子が結実後も枝につい...
たいせい‐ぎょ【胎生魚】
母魚の輸卵管のふくれた部分で発育し、ある程度成長してから生まれる魚類。エイ・サメ類や、メバル・ウミタナゴなどでみられる。卵胎生魚。
タイミング‐りょうほう【タイミング療法】
不妊治療の一つ。卵子と子宮内膜の発育を促す薬を投与したうえで、排卵の直前に性交するようにする。
たんい‐けつじつ【単為結実】
被子植物で、受精が行われないまま子房が発育し、種子のない果実ができる現象。単為結果。
たんかく‐しきゅう【単角子宮】
子宮の左右どちらか半分が欠損しているか、痕跡化している状態。また、そのような子宮。胎児期に片側のミュラー管に発育異常が生じたことによって起こる、子宮形態異常の一つ。同じ側の卵管も欠損または痕跡化...
ちっそ‐ひりょう【窒素肥料】
窒素を主成分とする肥料。植物の茎・葉の発育を促進する。尿素・硫安・塩安・硝安・チリ硝石・石灰窒素など。
ちゅう‐えい【虫癭】
昆虫やダニが植物に産卵・寄生して分泌物を出した結果、植物組織が異常発育してできるこぶ状のもの。五倍子(ふし)・没食子(もっしょくし)など有用なものもある。むしこぶ。
ちゅうせい‐か【中性花】
雄しべ・雌しべとも退化または発育不完全で、種子を生じない花。アジサイの装飾花、ヒマワリの舌状花など。不登花。不実花。
チョーク‐びょう【チョーク病】
ミツバチの幼虫に感染する真菌性の病気。届出伝染病の一。経口感染によりハチノスカビの胞子に感染し死亡した幼虫の表面に白色の菌糸が発育しチョーク状になる。