きょう‐まく【強膜/鞏膜】
眼球の後部約6分の5を覆う白色の厚く強靭な線維性の膜。前方は角膜に連なる。結膜を透かして白目として見える。白膜。
きょうまく‐えん【強膜炎】
強膜の炎症。白目の充血や圧痛・異物感などの症状がある。結核・梅毒やリウマチ・膠原(こうげん)病などでみられ、角膜炎や虹彩炎・毛様体炎を伴うことがある。
くろ‐め【黒目/黒眼】
眼球の中央の黒い部分。くろめだま。→白目
けつまくか‐しゅっけつ【結膜下出血】
結膜の毛細血管が破れて内出血した状態。白目の部分が赤くなる。外傷や急性結膜炎、くしゃみや咳などが原因で起こる。動脈硬化・高血圧・糖尿病・貧血・白血病などの全身疾患に伴って起こる場合もある。出血は...
けんれつ‐はん【瞼裂斑】
結膜(白目)にできる黄色いしみのような隆起。紫外線やコンタクトレンズによる慢性的な刺激によって起こる。 [補説]「瞼裂」とは、上下のまぶたのあいだのこと。目を開いたときに外から見える眼球の部分で...
こうさい‐えん【虹彩炎】
虹彩の炎症。目がかすんだり、白目が充血して痛んだり、涙が多く出たり、光をまぶしく感じたりする症状がみられる。
さんぱく‐がん【三白眼】
黒目が上方にかたよって、左右と下部の三方に白目のある目。人相学上、凶相とされる。
しら‐め【白目/白眼】
「しろめ(白目)」に同じ。「御目は—にて臥(ふ)し給へり」〈竹取〉
ち‐め【血目/血眼】
白目の部分が充血した目。また、逆上して血走った目。ちまなこ。
目(め)を白黒(しろくろ)さ・せる
1 苦しさのあまり目の玉を白目にしたり黒目にしたり、激しくしきりに動かす。「まんじゅうがのどにつかえて—・せる」 2 びっくりする。あわてる。「突然の申し出に—・せる」