ひゃく‐だゆう【百太夫】
兵庫県西宮市の百太夫社に祭られた道祖神。平安時代は遊女が恋愛神として、また近世は傀儡師(くぐつし)が祖神として祭った神。
ひゃく‐だんな【百檀那/百旦那】
盆暮れや法事のときなどの布施(ふせ)に、100文くらいしか出さない檀家(だんか)。「—粗砥(あらと)ほどな(=墓石)をあつらへる」〈柳多留・一二〉
ひゃく‐ちゅう【百中】
発射すれば必ず的にあたること。「百発—」
ひゃくてん‐まんてん【百点満点】
1 100点を満点とする採点法。また、その満点に達すること。 2 申し分のないこと。非難すべき点がないこと。「今日の料理の味は—だ」
ひゃく‐ど【百度】
1 100回。また、回数の多いこと。 2 「百度参り」の略。
ひゃくど‐いし【百度石】
百度参りをする際の標識として設けられている石。
ひゃくど‐の‐はらい【百度の祓】
⇒百座の祓
ひゃくど‐まいり【百度参り】
1 社寺の境内で、一定の距離を100回往復して、そのたびに礼拝・祈願を繰り返すこと。百度詣(もう)で。お百度。 2 頼み事などで、ある場所へいく度も通うこと。「事務所に—をして許可をもらう」
ひゃくど‐もうで【百度詣で】
「百度参り」に同じ。
ひゃくにじゅう‐まっしゃ【百二十末社】
伊勢神宮の内宮80、外宮(げくう)40の末社の総称。 《遊里で遊客を「大尽」というところから「大神」にかけ、それを取り巻くものの意で》多くの太鼓持ち。「弓矢八幡—どもを集めて」〈浮・一代男・四〉