いち‐みん【一眠】
蚕が桑を食べるのをやめてから、1回目の脱皮をするまでの休眠。春蚕(はるご)でふつう1日ぐらい。2回目以降は二眠・三眠のようにいう。
いちもんじ‐がさ【一文字笠】
1 江戸時代の編み笠の一。菅(すげ)または竹の皮で円形に編んで二つ折りにしたものが頂が一の文字のように平らになる。踊りなどに用いた。 2 平たい円板状の編み笠。武士が旅行や行列の際に用いた。殿中...
いちょう【銀杏/公孫樹/鴨脚樹】
1 イチョウ科の裸子植物。一科一種。落葉高木で、高さ約30メートルに達する。葉は扇形で中央に裂け目があり、秋に黄葉する。雌雄異株。春、葉の付け根に、尾のような雄花、柄のある2個の胚珠(はいしゅ)...
いっ‐ちょう【一張】
弓・弦楽器・幕・毛皮など一つ。→張
いっ‐ぱん【一斑】
《ヒョウの毛皮にあるたくさんのまだら模様のうちの一つの意から》全体からみてわずかな部分。一部分。「研究の—を披瀝(ひれき)する」
いでんせい‐けっかんせいふしゅ【遺伝性血管性浮腫】
遺伝子の変異により、ブラジキニンが局所的に過剰に産生され、皮膚や粘膜に浮腫ができる疾患。遺伝性血管神経性浮腫。HAE(hereditary angioedema)。→血管性浮腫
いと‐すぎ【糸杉】
ヒノキ科の常緑高木。高さ約45メートルにも達する。樹皮は灰褐色。葉はうろこ状で十字形につく。材は建築・船舶・楽器などに用いる。サイプレス。西洋檜(せいようひのき)。 [補説]作品名別項。→糸杉
いと‐にしき【糸錦】
1 数種の色糸で文様を織り出した織物。女帯地などに用いる。近世初期に中国から伝来。主産地は、京都・桐生。 2 《組糸で皮を連ねてつづるところから》毛皮で作った衣。皮衣(かわごろも)。
いとまき‐ボール【糸巻(き)ボール】
ゴルフボールで、芯に糸ゴムを伸ばして巻きつけ、合成ゴムの薄い表皮をかぶせたもの。三重構造になるところからスリーピースともいう。
イナウ
《アイヌ語》アイヌの宗教儀礼に用いる木製の幣帛(へいはく)。皮を取り去った柳などの小枝を削りかけの状態にしたもので、捧げる神によって種々の形がある。イナオ。