き‐はだ【木肌/木膚】
木のはだ。樹木の外皮。また、樹木の外皮をはぎ取った表面。
き‐はだ【黄蘗/黄膚】
1 ミカン科の落葉高木。樹皮は厚く、内部は黄色。葉は羽状複葉。雌雄異株。夏、黄緑色の小花を円錐状につける。樹皮を漢方で黄柏(おうばく)といい、苦味があり、健胃薬に用い、また黄色染料に利用。材はつ...
きはだ‐いろ【黄蘗色】
キハダの樹皮で染めた明るい黄色。きわだいろ。
きはだ‐し【黄蘗紙】
キハダの樹皮の煎汁(せんじゅう)で染めた黄色の和紙。虫害に強く、古く写経などに使われた。おうばくし。
き‐ばしり【木走】
スズメ目キバシリ科の鳥。全長14センチくらい。背面は褐色に白斑があり、腹面は白い。キツツキのように尾羽を支えとして樹幹をよじ登り、樹皮下の虫を探す。日本では亜高山帯にすみ、冬はやや低地に移動。
き‐ばち【樹蜂】
膜翅(まくし)目キバチ科のハチの総称。体は細長く、腰はくびれていない。雌は長い針状の産卵管をもち、樹皮に産卵する。その後に産卵管が抜けず、1本足で立っているように見えるので独脚蜂ともいう。幼虫は...
きびがら‐ざいく【黍殻細工/黍稈細工】
トウモロコシなどの茎の芯と皮を材料に、種々の模型を作る手細工。また、その細工品。
き‐ふ【肌膚】
はだ。皮膚。
きふ‐ワイン【貴腐ワイン】
貴腐ブドウを原料とする高級白ワイン。高い糖度と濃厚な香りをもつ。ハンガリーのトカイ、フランスのソーテルヌなどで造られるものが有名。 [補説]貴腐ブドウとは、不完全菌類(カビ)の一種ボトリチスシネ...
きほん‐そしきけい【基本組織系】
高等植物の、表皮と維管束以外の組織の総称。皮層・髄・葉肉の部分などで、同化・貯蔵・貯水など重要な働きをするものが多い。原本組織。