ぼん‐おどり【盆踊(り)】
盂蘭盆(うらぼん)のころに老若男女が広場などに集まっておどる踊り。本来は盆に迎えた精霊(しょうりょう)を送り返す行事といわれる。《季 秋》「太鼓だけ少し下卑たり—/一茶」
ぼんおどり‐うた【盆踊(り)歌/盆踊(り)唄】
民謡の分類の一。盆踊りにうたわれる歌。盆歌。
ぼん‐かんじん【盆勧進】
盆竈(ぼんがま)に用いる食料を得るため、子供たちが家々をまわって米銭をもらい集めること。転じて、盆竈のこと。
ぼん‐が【盆画】
彩色した砂や小石を使って、黒漆塗りの盆の上に山水などを描いた絵。盆絵。
ぼん‐がま【盆竈】
盂蘭盆(うらぼん)の7月14日または15日に、屋外に竈を築き、煮たきをして共同飲食する子供の行事。《季 秋》
ぼん‐きょうげん【盆狂言】
江戸時代の歌舞伎で、陰暦7、8月ごろに行われる興行。また、その狂言。多くは7月15日初日で、大立者は出演せず、怪談物やあだ討ち物が多い。
ぼん‐く【盆供】
盂蘭盆(うらぼん)にする供養。盆供養。また、その供物。
ぼん‐くよう【盆供養】
「盆供(ぼんく)」に同じ。
ぼん‐くら【盆暗】
[名・形動]《もと、ばくちで盆の上の勝負に暗い意》ぼんやりしていて物事の見通しがきかないこと。また、そのような人や、そのさま。「—な係員」
ぼん‐くれ【盆暮れ】
盂蘭盆(うらぼん)と歳暮。また、その時分。「—の付け届け」