ぼん‐けい【盆景】
1 盆栽に石などを置いて山水を写したもの。 2 水盤の上に、土をこねて山や岩をつくり、色砂で海などを表し、自然の風景を写したもの。水盤盆景。 3 箱庭のような小規模な風景。
ぼん‐ござ【盆茣蓙】
丁半ばくちで、壺をふせる所に敷くござ。
ぼん‐ごや【盆小屋】
盂蘭盆(うらぼん)のとき、竹や麦わらなどでつくって子供たちがこもる小屋。盆のあとで焼く。長崎県、徳島県などで行われていた。
ぼん‐さい【盆栽】
観賞用に枝や幹に手を加え整えて育てた鉢植えの草木。樹形や仕立て方により、直幹・双幹・懸崖・根上り・寄せ植えなどの種類がある。
ぼん‐さん【盆山】
1 庭に石などを積み上げてつくった人工の山。 2 箱庭や盆栽の上に自然の石や砂を用いてつくった山。
ぼんさん【盆山】
狂言。ある男が盆山を盗みにはいると主人に見つけられ、犬や猿の鳴きまねをさせられたうえ鯛(たい)の鳴き声まで要求されて逃げ出す。
ぼん‐ざる【盆笊】
盆のような形の、浅く平たいざる。
ぼん‐じまい【盆仕舞ひ】
盆節季の支払いをすませて盆の準備をすること。「—一荷で直(ね)ぎる鮨の魚/惟然」〈続猿蓑〉
ぼん‐せき【盆石】
1 黒漆塗りの盆の上に、数個の自然石や砂を配して自然の景観を表すもの。「—を打つ」 2 箱庭などに用いる自然石。
ぼん‐だな【盆棚】
「精霊棚(しょうりょうだな)」に同じ。《季 秋》「—や木の実かぐの実皆あはれ/才麿」