ますら‐たけお【益荒猛男】
勇気のある強い男。ますらお。「大久米(おほくめ)の—を先に立て」〈万・四四六五〉
やく【疫/益】
〈疫〉⇒えき 〈益〉⇒えき
やく【益】
利益。また、効果。「—もないことを言う」
やく‐ぐ【役供/益供】
神への供物を陪膳(はいぜん)の役に取り次ぐこと。また、その役。
やく‐そう【役送/益送】
1 天皇の食事、大饗(だいきょう)・節会(せちえ)などの膳部(ぜんぶ)を陪膳(ばいぜん)に取り次ぐこと。また、その役。 2 元服のとき、冠具を運ぶ役。
やく‐たい【益体】
[名・形動] 1 《「益体無し」の略》役に立たないこと。また、そのさま。「ええ—なと我慢の暴風(あらし)で吹き払って」〈露伴・辻浄瑠璃〉 2 役に立つこと。また、しまりのあること。きちんと整って...
やくたい‐なし【益体無し】
役に立たないこと。しまりのないこと。また、その人。「惣別あの男のやうな—は」〈虎明狂・乞聟〉
益体(やくたい)も無(な)・い
役に立たない。無益だ。つまらない。でたらめだ。「今みたいな—・いことをしていちゃ」〈宮本・伸子〉
やく‐な・い【益無い】
[形][文]やくな・し[ク] 1 かいがない。無益である。つまらない。「後に遺して面倒こそあれ—・いこと」〈露伴・五重塔〉 2 困ったことである。「御気色かはりて、—・しとおぼしたるに」〈大鏡・...
よう【益】
《「やく」の音変化》ききめ。えき。