や‐ぎり【夜切り】
夜、盗賊が人家に押し入るため壁などを切ること。「兄の七左衛門が土蔵に—をして」〈浮・新永代蔵・二〉
やじり‐きり【家尻切り】
家・土蔵の後壁を切って侵入し盗みを働くこと。また、その盗賊。「盗賊(おおどろぼう)が—のすてきな材料にもなりしと聞く」〈逍遥・当世書生気質〉
や‐とう【野盗】
山野にいる盗賊や、追いはぎ。
りゅう‐ぞく【流賊】
所を定めず諸地方で悪事をなす盗賊。
梁上(りょうじょう)の君子(くんし)
《「後漢書」陳寔(ちんしょく)伝から。陳寔が梁(はり)の上に忍び込んでいる盗賊を見つけて、悪い習慣が身につくとあの梁の上の君子のようになるのだと子供たちを戒めたという故事による》 1 盗賊。どろ...
りょく‐りん【緑林】
1 青々とした林。 2 《前漢の末期、王莽(おうもう)の即位後、王匡(おうきょう)・王鳳(おうほう)らが窮民を集め、湖北省の緑林山にこもって盗賊となり、征討軍に反抗したという、「漢書」王莽伝下に...