ぬすびと‐はぎ【盗人萩】
マメ科の多年草。山野に生え、高さ60〜120センチ。基部はやや木質化する。葉はまばらにつき、3枚の長卵形の小葉からなる複葉。夏から秋にかけ、淡紅色、まれに白色の蝶形の花が咲く。豆果のさやはふつう...
ぬすびと‐やど【盗人宿】
盗賊の足だまりとなる宿や家。
盗人(ぬすびと)を捕(と)らえて見(み)れば我(わ)が子(こ)なり
事が意外で、どうしてよいかその処置に迷うことのたとえ。また、親しい間柄でも気を許せないたとえにいう。
盗人(ぬすびと)を見(み)て縄(なわ)を綯(な)う
「泥棒(どろぼう)を捕らえて縄を綯う」に同じ。
ぬすま・う【盗まふ】
[動ハ四]《連語「盗まう」から》すきをぬすむ。「人にも見せず、—・はれて食ふほどに」〈古本説話集・下〉
ぬすま◦う【盗まふ】
[連語]《動詞「ぬす(盗)む」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》 1 人目を盗んで、し続ける。「山川に筌(うへ)を伏せて守りもあへず年の八歳(やとせ)を我が—◦ひし」〈万・二八三二〉 2...
ぬすみ【盗み/偸み】
人の物を盗むこと。「—を働く」
ぬすみ‐あし【盗み足】
足音をたてずにそっと歩くこと。ぬきあし。「—で忍び寄る」
ぬすみ‐うお【盗み魚】
漁夫が漁獲物をくすねること。道心坊。
ぬすみ‐ぎき【盗み聞き】
[名](スル)他人の会話などを、こっそり聞くこと。「扉の陰で—する」