お‐たらい【御盥】
女性の髪形の一。笄(こうがい)に髪を打ち違いに巻いたもの。
かな‐だらい【金盥】
金属製のたらい。
しも‐だらい【下盥】
1 下半身につけるものを洗濯するたらい。 2 下湯(しもゆ)に用いるたらい。
たらい【盥】
《「てあら(手洗)い」の音変化》湯水を入れ、顔や手足などを洗うための容器。洗濯や行水などに用いる平たいおけ。洗面器より大型のもの。古くは多く取っ手がついていた。
ちょうず‐だらい【手水盥】
洗面用の小さなたらい。
つの‐だらい【角盥】
左右に2本ずつ角のような長い柄のついた小さなたらい。多くは漆塗りで、うがい・手洗いなどに用いた。→耳盥(みみだらい)
て‐だらい【手盥】
手や顔を洗うのに用いる小形のたらい。ちょうずだらい。
ば‐だらい【馬盥】
1 馬を洗うのに使う大形のたらい。うまだらい。 2 生け花をさすのに使う、1の形をした水盤。
びん‐だらい【鬢盥】
1 鬢を整える水を入れる小さなたらい。 2 江戸時代、髪結いが小道具一式を入れて持ち歩いた引き出しつきの手提げ箱。
みみ‐だらい【耳盥】
左右に耳状の取っ手のついた小形のたらい。多く漆器で、鉄漿付(かねつ)けの際、口をすすぐのに用いた。→角盥(つのだらい)