ま‐な‐かい【目交ひ/眼間】
《「目(ま)の交い」の意》目の先。目の前。「いづくより来たりしものそ—にもとなかかりて安眠(やすい)しなさぬ」〈万・八〇二〉
みす‐みす【見す見す】
[副]《動詞「見す」を重ねた語》 1 見ていながら、また事情がわかっていながら、それにふさわしい対応をしないさま。また、条件に恵まれながら、何もできずに終わってしまうさま。むざむざと。「宝の山に...
目(め)から火(ひ)が◦出(で)る
頭を強くぶつけたとき、目の前が真っ暗になって光が飛び交うような感じがすることをいう。
めがねもち‐の‐うお【眼鏡持之魚】
ベラ科の海水魚。全長約1メートル。ベラ科では最大種で、2メートルに達するものもある。体は側扁し、目の前後に眼鏡のつるのような黒線が入る。老成魚は前額部がこぶのように突出し、ナポレオンの帽子に似る...
め‐さき【目先/目前】
1 すぐ目の前。眼前。「恋敵の顔が—にちらつく」 2 目の前にある物事。その時その場。当座。「—の利益を追う」「—のことにとらわれる」 3 ごく近い将来を見通すこと。また、先の見通し。「—の見え...
め‐し・いる【盲いる】
[動ア上一][文]めし・ふ[ハ上二]視力を失う。目が見えなくなる。「お夏の—・いた目の前には」〈白鳥・牛部屋の臭ひ〉
め‐どおり【目通り】
1 身分の高い人にお目にかかること。拝謁。「—がかなう」→御目通(おめどお)り 2 目の前。面前。「庭籠鳥を—へ放ちける」〈浮・男色大鑑・三〉 3 目の高さ。「—より高く手をあげさせず」〈浮・二...
め‐なら・ぶ【目並ぶ】
[動バ下二]多くの人の目で見る。一説に、並べてよく見くらべる。「西の市にただひとり出でて—・べず買ひてし絹の商(あき)じこりかも」〈万・一二六四〉
[動バ四]語義未詳。親しくする、仲がよいな...
目(め)の前(まえ)が暗(くら)くな・る
めまいがして何も見えなくなる。転じて、希望が絶たれるなどしてどうしてよいかわからなくなる。目の前が真っ暗になる。「取引停止の知らせに—・る」
めん‐ぜん【面前】
目の前。見ている前。「公衆の—で恥をかく」