うこ‐さべん【右顧左眄】
[名](スル)《右を見たり左を見たりする意から》周囲の状況ばかり気にして、自分の態度をなかなか決断しないこと。人の意見ばかり気にかけること。左顧右眄。「—して評価を下せない」
こ‐べん【顧眄】
[名](スル)《「眄」は見回す、または横目で見ること》振り返って見ること。こめん。「他の者の意嚮(いこう)を—しなければならない」〈倉田・愛と認識との出発〉
こ‐めん【顧眄】
「こべん(顧眄)」に同じ。〈日葡〉
さこ‐うべん【左顧右眄】
[名](スル)「右顧左眄(うこさべん)」に同じ。「決心がつきかねて—する」
ながし‐め【流し目/流眄】
1 顔を向けずに、ひとみだけを横に動かして見ること。また、その目つき。よこめ。「—で見る」 2 男女間で、感情をこめて送る、気を引くような目つき。色目。秋波。「—を使う」
べん【眄】
[音]ベン(漢) 1 流し目で見る。「流眄」 2 わき見をする。「右顧左眄(うこさべん)」
りゅう‐べん【流眄】
流し目で見ること。また、流し目。りゅうめん。