なぎ‐なた【長刀/薙刀/眉尖刀】
1 長い柄の先に反り返った長い刃をつけた武器。また、それを使う武術。平安後期の後三年の役のころから室町中期まで多く用いられた。戦国時代以後、槍(やり)が多く用いられるようになり、江戸時代には主に...
なぎなた‐あしらい【長刀会釈】
なぎなたで相手をあしらうように、相手に適当に応対すること。「途絶えつつ訪ふを—に/重頼」〈犬子集〉
なぎなた‐こうじゅ【薙刀香薷】
シソ科の一年草。山地や道端に生え、高さ30〜60センチ。葉は狭卵形で、対生。秋、太く長い穂を出し、淡紫色の唇形の小花が密生して咲く。漢方で地上部を香薷といい、浮腫(ふしゅ)・下痢などに用いる。
なぎなた‐しろうりがい【長刀白瓜貝】
⇒白瓜貝
なぎなた‐ぞうり【長刀草履】
はきふるして形がくずれ、なぎなたのように長くのび曲がってしまった草履。
なぎなた‐なおし【長刀直し】
なぎなたの中子(なかご)を短く切り縮め、刀として用いるもの。
なぎなた‐ほおずき【薙刀酸漿】
アカニシの卵嚢(らんのう)。形がなぎなたに似て、中身を取り去った袋を鳴らして遊ぶ。《季 夏》→海ほおずき
びせん‐とう【眉尖刀】
「長刀(なぎなた)」に同じ。