まみ【眉】
まゆ。まゆ毛。
まみ‐あい【眉間/眉相】
1 みけん。「—にしわを寄せる」 2 まゆ。「女郎の—は、立花にていはばひかへの様なる物なり」〈ひとりね・上〉
まみ‐え【眉】
「眉毛(まゆげ)」に同じ。「細面に—の判然(はっきり)映る女である」〈漱石・それから〉
まみ‐げ【眉毛】
「まゆげ」に同じ。
まみ‐じろ【眉白】
ヒタキ科ジツグミ属の鳥。全長23センチくらい。雄は全身黒色で眉斑(びはん)が白い。雌は上面が褐色、下面に淡褐色の斑がある。日本では夏鳥で、山地の林で繁殖し、冬に南アジアへ渡る。まゆしろ。《季 夏》
まみちゃ‐じない【眉茶】
《「しない」は大形のツグミ類の古名》ヒタキ科ツグミ属の鳥。全長22センチくらい。上面は暗緑褐色で、腹と眉斑(びはん)が白く、雄は頭部が灰黒色。シベリアで繁殖し、日本では冬鳥。
まゆ【眉】
《「まよ」の音変化》 1 目の上に弓状に生えている毛。まゆげ。「—をひく」 2 近世の烏帽子(えぼし)の前面下部の中央、とがったひだの下のやや出っぱった所。 3 牛車(ぎっしゃ)の屋形の出入口上...
まゆ‐あい【眉間】
眉と眉との間。みけん。「異形は手をのべ、百島が—を、割れてのけとはったと打つ」〈浄・用明天王〉
眉間(まゆあい)の延(の)びた奴(やつ)
間の抜けた男をののしっていう語。「見た所が—でござるによって」〈虎寛狂・真奪〉
まゆ‐がき【眉書(き)】
眉の形を描くこと。また、それに用いる筆。まよがき。