しゅう‐び【愁眉】
心配のためにしかめるまゆ。心配そうな顔つき。
しゅう‐び【秀眉】
形の整った美しいまゆ。主に男性についていう。
しょう‐び【焦眉】
《眉を焦がすほど、火が身近に迫っている意から》危険が迫っていること。差し迫った状況にあること。「—の問題」
じぞう‐まゆ【地蔵眉】
地蔵菩薩の眉のように、根元が太く、末が細くて長い、三日月形をした眉。
すい‐び【翠眉】
1 みどり色のつややかなまゆ。美人のまゆ。 2 柳の葉の細く青々としていること。また、山が遠く青くかすんで見えること。
せい‐び【斉眉】
《後漢の梁鴻の妻の孟光が食膳を捧げるとき、その高さを眉(まゆ)と斉(ひと)しくしたという「後漢書」梁鴻伝の故事から》妻が夫を深く尊敬して仕えること。「—の礼」
たい‐び【黛眉】
まゆずみでかいた眉(まゆ)。
たか‐まゆ【高眉】
公家の子弟が元服するとき、眉をそり落とし、その上に墨で二つの丸い点を描いたもの。→殿上(てんじょう)眉
つくり‐まゆ【作り眉】
まゆをそり落として、墨でまゆの形をかくこと。また、そのまゆ。昔、既婚の女性が行ったもの。
てんじょう‐まゆ【殿上眉】
殿上人の化粧の一。眉をそり落として、その上に墨で二つの丸い点を描いたもの。→高眉(たかまゆ)