ま‐ぐ・る【眩る】
[動ラ下二]目がくらむ。目がくらんで倒れる。「頭を荒う打ちて、—・れ入りて臥(ふ)せりけりとか」〈宇治拾遺・一〉
ま‐ばゆ・い【目映ゆい/眩い】
[形][文]まばゆ・し[ク] 1 光が明るすぎて、まともに見られない。まぶしい。「—・い朝の光」 2 まともに見られないほどきらびやかで美しい。「—・いばかりの宮殿」 3 恥ずかしい。てれくさい...
まぶ・い【眩い】
[形]《「まぶ」の形容詞化。近世語》 1 容貌が美しい。「芸が能(い)いときてゐるに、面が—・いといふもんだから」〈滑・浮世床・初〉 2 仕事などがうまくいく。都合がよい。「どうろくが気をつけれ...
まぶし・い【眩しい】
[形][文]まぶ・し[シク] 1 光が強すぎて、まともに見にくい。まばゆい。「裸電球が—・い」 2 まともに見ることがためらわれるほど美しい。また、尊い。「彼女の輝くばかりの笑顔が—・い」 [派...
まぼし・い【眩しい】
[形][文]まぼ・し[シク]「まぶしい」に同じ。「女の一人は—・いと見えて、団扇を額の所に翳(かざ)している」〈漱石・三四郎〉
め‐まい【目眩/眩暈】
目が回ったり、くらんだりすること。回転・昇降・傾斜などを感じるものは平衡感覚の異常により、立ちくらみのものは血行障害により起こる。げんうん。 [補説]作品名別項。→眩暈
めまい【眩暈】
《原題、(ドイツ)Die Blendung》カネッティの長編小説。1935年刊。書物を愛する研究者が他者に生活を乱され、狂気に至るまでを描く。 笠原淳の長編小説。昭和60年(1985)刊。 ...