き‐ころ・す【着殺す】
[動サ五(四)]1枚の着物を、破れてだめになるまで着る。着つぶす。「気に入ったとなると膝が抜けるまで—・してしまう」〈谷崎・痴人の愛〉
きせ‐なが【着背長】
鎧(よろい)・具足の美称。特に、大将の着るものをいう。「新院、左府、御—を召されたり」〈保元・上〉
き‐そ・う【着襲ふ/着装ふ】
[動ハ四]衣服をいく枚も重ねて着る。「布肩衣(ぬのかたぎぬ)ありのことごと—・へども寒き夜すらを」〈万・八九二〉
きそ‐はじめ【着衣始め】
江戸時代、正月三が日のうちの吉日に、新しい衣服を初めて着ること。また、その儀式。《季 新年》
き‐ぞめ【着初め】
1 新しい衣服を初めて着ること。 2 武士の子が成人した際、初めて鎧(よろい)を着る儀式。
きちっ‐と
[副](スル) 1 「きちんと1」に同じ。「スーツを—着る」 2 「きちんと2」に同じ。「—時間を守る」 3 「きちんと3」に同じ。「計算が—合う」
きちん‐と
[副](スル) 1 よく整っていて、乱れたところのないさま。「洋服を—着る」「部屋が—している」 2 正確な、また規則正しいさま。「集会時間に—集まる」「家賃を—払う」 3 すきまや過不足のない...
き‐つけ【着付け】
1 衣服、特に和服をきちんと着ること。また、人にきちんと着せること。「—教室」 2 着なれていること。「—の羽織で出かける」 3 歌舞伎の衣装で、上着のこと。 4 能楽の衣装で、狩衣(かりぎぬ)...
き‐とお・す【着通す】
[動サ五(四)]同じ衣服をある期間ずっと着る。「三年間—・した学生服」
き‐どうらく【着道楽】
着る物にぜいたくをして楽しむこと。また、その人。