こくみん‐ふく【国民服】
国民が常用すべきものとして昭和15年(1940)に制定され、第二次大戦中、広く男子が着用した軍服に似た衣服。
こ‐ぐそく【小具足】
1 鎧(よろい)の付属具の称。籠手(こて)・臑当(すねあ)て・脇楯(わいだて)など。 2 鎧下の装束に1だけを着用して、鎧をつけない姿。小具足出装(こぐそくいでたち)。
こぐち‐ばかま【小口袴】
裾にくくりひものついた袴。天皇が蹴鞠(けまり)のときなどに着用した。
こ‐ごうし【紅格子】
紅(くれない)の地に格子縞を織り出した練貫(ねりぬき)の織物。身分の高い女房が着用した。くれないごうし。
こ‐じょうろう【小上﨟】
大臣・納言(なごん)・参議など公卿(くぎょう)の娘で、女官となった者。大上﨟の下、中﨟の上の位。唐衣(からぎぬ)・表着(うわぎ)の着用が許された。
こ‐のうし【小直衣】
上皇・親王や公卿が着用した略儀の装束。狩衣(かりぎぬ)の裾に襴(らん)をつけた形式のもので、狩衣よりは晴儀の所用。地質・色目・文様は狩衣と同じ。狩衣直衣。有襴(うらん)の狩衣。傍続(そばつぎ)。
コルセット【corset】
1 胸から腰にかけて、体形を整えるために着用する婦人用下着。 2 整形外科で、脊柱の固定・矯正などの目的で用いられる補装具。
こんりょう‐の‐ぎょい【袞竜の御衣】
昔、天皇が着用した中国風の礼服。上衣と裳(も)とからなり、上衣は赤地に、日・月・星・竜・山・火・雉子(きじ)などの縫い取りをした綾織物。即位式や大嘗会(だいじょうえ)・朝賀などの儀式に用いた。
ご‐さいふく【御祭服】
天皇が神事のときに着用する生絹(すずし)の白い袍(ほう)。
ご‐ふく【五服】
1 中国古代に、京畿を中心として、その周囲500里ごとに分けた五つの地域。近くから順に甸(でん)服・侯服・綏(すい)服・要服・荒服。 2 中国の五等の喪服。斬衰(ざんさい)・斉衰(しさい)・大功...