きせ‐か・ける【着せ掛ける】
[動カ下一][文]きせか・く[カ下二] 1 衣類を着せるために、からだにかぶせる。「コートを—・ける」 2 責任・罪などを他人に負わせる。「人ニ罪ヲ—・ケル」〈和英語林集成〉
きせ‐なが【着背長】
鎧(よろい)・具足の美称。特に、大将の着るものをいう。「新院、左府、御—を召されたり」〈保元・上〉
き・せる【着せる】
[動サ下一][文]き・す[サ下二] 1 衣服などを身につけさせる。「着物を—・せてもらう」 2 上からかぶせる。「銀台に金を—・せる」「歯に衣(きぬ)を—・せぬ批評」 3 他に押しつけ負わせる。...
きせ‐わた【着せ綿/被せ綿】
1 物の上にかぶせてある綿。 2 「菊の被(き)せ綿」に同じ。 3 シソ科の多年草。山地・丘陵地の草原に生え、高さ60〜90センチ。全体に毛がある。葉は卵形。8、9月ごろ、茎上部の葉の付け根に、...
きせわた‐がい【着綿貝】
腹足綱キセワタガイ科の巻き貝。海岸の砂泥底にすむ。体は白くナメクジ状で、頭部は盾状。貝殻は半透明で薄く、体内に埋もれている。アサリの稚貝などを食べる。きせわた。
き‐そ・う【着襲ふ/着装ふ】
[動ハ四]衣服をいく枚も重ねて着る。「布肩衣(ぬのかたぎぬ)ありのことごと—・へども寒き夜すらを」〈万・八九二〉
き‐そげ【着殺げ】
着古し。古着。→着類(きるい)着殺げ「ないもせぬ親の—まで打ちまげて」〈浮・世間猿〉
きそ‐はじめ【着衣始め】
江戸時代、正月三が日のうちの吉日に、新しい衣服を初めて着ること。また、その儀式。《季 新年》
き‐ぞめ【着初め】
1 新しい衣服を初めて着ること。 2 武士の子が成人した際、初めて鎧(よろい)を着る儀式。
きた‐きり【着た切り】
1着の衣類を着つづけること。今着ている衣服だけで着替えを持っていないこと。きたっきり。「旅行中—で通す」