き・れる【着れる】
[動ラ下一]着ることができる。上一段活用の「き(着)る」を可能動詞化したもの。「きられる」(「きる」の未然形+可能の助動詞「られる」)が本来の言い方。
ぎ【着】
[語素]《動詞「き(着)る」の連用形が名詞化した「き(着)」から》名詞の下に付いて、そのような物事のために着る物の意を表す。「肌—」「上—」「晴れ—」「訪問—」
け・す【着す】
[動サ四]《「き(着)る」の未然形に尊敬の助動詞「す」がついたものの音変化》「着る」の尊敬語。お召しになる。「わが背子が—・せる衣の針目落ちずこもりにけらし我(あ)が心さへ」〈万・五一四〉
け・り【着り/著り/服り】
[動ラ変]《動詞「き(着)る」の連用形に「あり」の付いた「きあり」の音変化》着ている。「我が旅は久しくあらしこの吾(あ)が—・る妹が衣の垢つく見れば」〈万・三六六七〉
じゃく【着】
⇒ちゃく
じゃく・す【着す】
[動サ変]執着する。「その愛欲に—・して仏法をも信せず」〈今昔・一・一八〉
ちゃく【着/著】
[名]目ざす場所に行き着くこと。到着。「東京—一〇時の列車」⇔発(はつ)。
[接尾]助数詞。 1 到着の順番を数えるのに用いる。「三—で銅メダルを獲得した」 2 衣類などを数えるのに用いる。...
ちゃく【着】
[音]チャク(漢) ジャク(ヂャク)(呉) [訓]きる きせる つく つける [学習漢字]3年 〈チャク〉 1 衣服などを身につける。「着衣・着脱・着帯・着用」 2 ぴったりとくっつける。くっ...
ちゃく‐あつ【着圧】
衣類を着用した際に、その部位にかかる圧力。脚部に圧力をかけることで血行を促進し、むくみを防止する効果をねらった靴下類の商品名などに使われる。「—ストッキング」
ちゃく‐い【着意】
[名](スル) 1 気をつけること。注意すること。「自ら己れを改化することに—せんには」〈中村訳・西国立志編〉 2 思いつき。着想。