ぼく【睦】
[常用漢字] [音]ボク(漢) [訓]むつむ むつぶ むつまじい 人々が仲よく寄り合う。仲よくする。「親睦・和睦」 [名のり]あつし・ちか・ちかし・とき・とも・のぶ・まこと・む・むつ・むつみ・よ...
むつ‐がたり【睦語り】
むつまじく語り合うこと。むつごと。「埋(うづ)み火のあたりに冬はまとゐして—することぞうれしき」〈堀河百首〉
むつき【睦月】
陰暦正月の異称。むつびづき。《季 春》「神の磴(とう)—の蝶を遊ばしむ/風生」
むつ‐ごと【睦言】
仲よく語り合う会話。特に、男女の寝室での語らい。「—を交わす」
むつ‐び【睦び】
親しくすること。親しむこと。「君と我とが年頃の—、永く別るべし」〈今昔・一〇・三〉
むつび‐づき【睦び月】
「睦月(むつき)」に同じ。「女冥加に叶(かな)うたのぢゃと思ふ内、早—」〈浄・先代萩〉
むつ・ぶ【睦ぶ】
[動バ上二]「むつむ」に同じ。「明け暮れ—・びまほしう思ひけり」〈源・竹河〉
むつまじ・い【睦まじい】
[形][文]むつま・じ[シク]《動詞「むつむ」の形容詞化。古くは「むつまし」》 1 仲がよい。親密である。特に、男女間の愛情がこまやかである。「夫婦仲も—・く暮らす」 2 事物に愛着がある。心が...
むつま‐やか【睦まやか】
[形動][文][ナリ]仲むつまじいさま。「—に語り合う」
むつみ‐あ・う【睦み合う】
[動ワ五(ハ四)]互いになれ親しむ。仲よくし合う。「—・った仲」