出典:gooニュース
出会いと別れ 澤田瞳子
仕事で遠方に出かけると、何とか時間を作って地元のスーパーに駆け込む。その地ならではの食材を、自分用の土産にするためだ。 そんな中で幾度も買っているものに、秋田県の郷土料理・きりたんぽの真空パックがある。とはいえ、袋に書かれたレシピに従って鍋にするものの、毎回、首をひねりながらそれをつつくのが常だった。なぜなら、私は秋田県でこれを食べたことがない。関西人の私が作った鍋が正しい味か
【澤田瞳子さんインタビュー】平安時代、富士山噴火。新刊「赫夜」で人と集落のレジリエンス描く。「それでも人は生きていく」
静岡新聞で1月から小説「春かずら」を連載中の作家・澤田瞳子さんが、新刊「赫夜」(光文社)を出した。延暦19年3月14日(800年4月11日)に起こった「延暦の富士山噴火」を下敷きにした「災害小説」。富士山麓でさまざまに暮らす人々やコミュニティーの回復(レジリエンス)の軌跡を描く。静岡県内を舞台にした群像劇はどうやって生まれたのか。作者に聞いた。
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