ふき‐ながし【吹(き)流し】
1 旗の一種。何枚かの細長い布を半円形または円形の輪に取り付け、長い竿の先端につけて立て、風になびかせたもの。特に、円形の輪に取り付けたものを吹き貫(ぬき)という。戦国時代末期から軍陣で用いられ...
ふと【太】
1 太いこと。太っていること。「庄野の—の、およねが俵腰に食ひついて」〈浄・丹波与作〉 2 「太棹(ふとざお)」の略。 3 名詞の上に付いて、太い意を表す。「—腹」「—物」 4 神や天皇などに関...
ふど‐き【風土記】
地方別にその風土・文化その他について記した書物。 奈良時代の地誌。和銅6年(713)元明天皇の詔により、諸国の産物・地形・古伝説や地名の由来などを記して撰進させたもの。現存するのは、完本の出...
ふゆうせい‐ゆうこうちゅう【浮遊性有孔虫】
プランクトンとして浮遊生活を送る有孔虫の総称。現生では底生有孔虫に比べて少ない。陸からの砂や泥が流れ込まない海底に堆積し、石灰質軟泥となる。また、堆積岩中に微化石として見つかり、太古の海洋環境を...
ふ‐よう【芙蓉】
1 アオイ科の落葉低木。暖地の海岸近くに自生。葉は手のひら状に裂けていて、先がとがる。夏から秋、葉の付け根に淡紅色の大きな5弁花を開き、1日でしぼむ。園芸品種には白・紅などの花色や八重のものもあ...
ぶっ‐けん【仏見】
仏語。 1 仏の知見。仏の見知ること。 2 仏に対して執着する見解。自分の外に仏を求めたり、自分が仏であると考えたりすること。仏縛。
ぶっこくき【仏国記】
中国の旅行記。1巻。東晋の僧の法顕著。仏教研究のため西域を経てインドを旅行したときの見聞録で、5世紀初めの各地を知る貴重な資料。法顕伝。
ぶつり‐たんさ【物理探査】
地下の地質構造や鉱床の存在などを知る目的で、物理学的手法を用いて行う調査。地震・電気・重力・磁気・放射能の測定などがある。
ブライト‐バンド【bright band】
上空の雪から雨に変わる層でレーダーの反射が強くなる現象。気象用レーダーの画像上では、レーダーの設置場所を中心とした円環状に映り、実際の降雨量を知る妨げとなる。
ぶん‐けん【文献】
《「献」は賢人の意》 1 昔の制度・文物を知るよりどころとなる記録や言い伝え。文書。 2 研究上の参考資料となる文書・書物。「参考—」