いん‐く【印矩】
印を押すとき、印影がゆがまないように位置を定めるT字形またはL字形の定規。
うら‐がね【裏曲/裏矩】
曲尺(かねじゃく)の裏にある目盛り。表の曲尺で1尺(約30.3センチ)の辺をもつ正方形の対角線の長さを1尺としたもの。裏曲の1尺は、曲尺の倍、すなわち約1尺4寸1分余(約42.9センチ)。裏尺...
おお‐がね【大矩】
大形の木製の三角定規。土木・建築工事で、直角を測るのに用いる。
か‐く【下矩】
外惑星が太陽と90度離れて西に見えること。日の出時に南中すること。西方矩。⇔上矩(じょうく)。→矩
かね【矩】
1 「曲尺(かねじゃく)」に同じ。 2 模範となるもの。「凡そ人たるもの、徳善才智、及び身体の事、みな自己を以て—となして」〈中村訳・自由之理〉 3 垂直であること。直角であること。「(川ニ対シ...
き‐がね【木尺/木矩】
表具師が、模様のゆがみを調べるのに使う木の定規。
き‐く【規矩】
1 コンパスとさしがね。転じて、寸法や形。 2 考えや行動の規準とするもの。手本。規則。「詩歌といい、舞踏といい、皆それぞれに—をそなえて」〈逍遥・小説神髄〉 3 「規矩術」の略。
く【矩】
地球から見て、外惑星が太陽から90度の位置にあること。また、その時刻。太陽の東にあれば上矩または東方矩、西にあれば下矩または西方矩という。
く【矩】
[人名用漢字] [音]ク(呉)(漢) [訓]かね のり 1 L字形の定規。さしがね。「縄矩」 2 一定の基準。「規矩」 3 四角。「矩形」 [名のり]かど・ただし・ただす・つね [難読]矩差(か...
さし‐がね【差(し)金】
1 (「指矩」とも書く)まがりがね。かねじゃく。 2 歌舞伎の小道具の一。作り物の蝶(ちょう)・鳥・人魂(ひとだま)などを操るための黒塗りの細い竹ざお。先端に針金をつけ、これに作り物を取り付ける...