ゆ‐の‐こ【湯の子/湯の粉】
1 茶の湯で、懐石の終わりに出す練り湯に入れる焦げ飯や煎(い)り米。 2 釜底に焦げついた飯を粥(かゆ)にしたもの。「もはや—の便も切れ、露命すでに終らん事」〈浮・貧人太平記〉
ゆ‐の‐はな【湯の花/湯の華】
1 鉱泉や温泉の噴き出し口や流路に生じる沈殿物や付着物。硫黄(いおう)泉の硫黄、石灰泉の石灰華、珪酸泉の珪華など。ゆばな。温泉華。スケール。 2 「湯垢(ゆあか)1」に同じ。
ゆび‐わ【指輪/指環】
指にはめる輪状の装身具。装飾のほかに、魔よけあるいは結婚などの契約を表す。多く貴金属で作り、宝石をはめ込んだものなど多種ある。指嵌(は)め。リング。
ゆ・る【揺る】
[動ラ五(四)] 1 揺り動かす。ふるい動かす。ゆすぶる。「背広の肩を抑えて、前後に—・りながら」〈漱石・それから〉 2 (「淘る」「汰る」とも書く)水の中などで、ふるい動かして選び分ける。「...
ゆるさ‐れ【許され】
許されること。許可。赦免。「まだ世に—もなくては」〈源・明石〉
ゆる‐ゆる【緩緩】
[副] 1 動作や気分がゆったりしているさま。のびのび。「別荘で—(と)くつろぐ」 2 急がないさま。ゆっくり。「葬列が—(と)進む」 3 柔らかいさま。「堅かりける物、—となりて」〈沙石集・...
ユンガイ【Yungay】
ペルー中部の村。ワラスの北西約50キロメートル、同国最高峰のワスカラン山の麓に位置する。1970年、ワスカラン山北峰の氷河雪崩による土石流で集落の大部分が破壊され、多数の死者を出した。のち、南約...
ユー‐エル‐シー‐シー【ULCC】
《ultralarge crude carrier》30万トン以上の超大型石油輸送船。→ブイ‐エル‐シー‐シー(VLCC)
ユートピア‐へいげん【ユートピア平原】
《Utopia Planitia》火星の北半球中緯度に広がる平原。北緯50度、東経120度付近を中心とする盆地状の地形で、隕石の衝突によってできたと考えられる。米国のバイキング2号、中国の天問1...
ユーモアのさこく【ユーモアの鎖国】
石垣りんの第1散文集。昭和48年(1973)刊行。戦中から戦後にかけて自身が経験したさまざまなエピソードを集めたもの。