こう‐すい【硬水】
カルシウムやマグネシウムなどを比較的多量に含んでいる水。ふつう、硬度20度以上をいい、石鹸水(せっけんすい)を加えても泡立たず、洗濯に適さない。煮沸によって軟水になるものを一時硬水、ならないもの...
こう‐せい【硬性】
かたい性質。物の性質のかたいもの。⇔軟性。
こうせい‐けんぽう【硬性憲法】
通常の法律よりも慎重な改正手続きによらなければ改正できない憲法。近代国家の成文憲法は多くこの型をとる。→軟性憲法
こうせい‐げかん【硬性下疳】
梅毒の第1期に、主に陰部に豆粒ほどの硬いしこりができ、つぶれて生じる潰瘍(かいよう)。痛みはない。
こうせい‐はくはん【硬性白斑】
網膜にできる境界が鮮明な白斑。破れた血管からしみ出た血液中のたんぱく質や脂質が沈着したもの。糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症などでみられる。→軟性白斑
こう‐せっけん【硬石鹸】
⇒ソーダ石鹸
こう‐せっこう【硬石膏】
硫酸カルシウムの無水物からなる鉱物。斜方晶系に属し、ふつう、無色または白色。塊状・粒状・板状で産する。
こう‐そしき【硬組織】
生物の体にある硬い組織。貝類の貝殻、甲殻類の甲羅、人では骨・歯・毛髪・爪などをいう。硬部組織。
こう‐たん【硬炭】
1 岩など不燃成分の混じった、品質の悪い石炭。ぼた。 2 硬質の石炭。特に、無煙炭。⇔軟炭。
こう‐たんぱくしつ【硬蛋白質】
水・塩類の水溶液に溶けにくく、酸・アルカリや酵素などによっても分解されにくいたんぱく質。動物の骨などに含まれるコラーゲン、爪などにあるケラチン、絹のフィブロインの類。